エゾシカ肉の衛生管理

ときどきテレビに養豚場とか養鶏場、また牧場などが出てきますよね。

牧場の風景などは、すがすがしく健康的で大好きです。

それももっともでテレビで見ている限り、臭いも無いし埃もありませんから。

でも、生産の現場は壮烈なもので、初めての人なら臭いで卒倒しそうになるかもしれません。

また、ハエやほこりで、思わず顔をしかめて口をふさぐかもしれません。

子供は正直。すぐ反応しますよ。

その農場は、鳥インフルエンザやBSE、口蹄疫、またスクレーピーなどの感染が心配で、病原菌対策はきっちりとしなければなりません。

消毒はもちろん、外部からの野鳥類の侵入を防ぐ、また人の出入などを規制するなどでしょうか。

でも、このような大自然の中での人間の知恵など知れているでしょうから、衛生管理で戦っても勝てるかどうか。

この清潔感は、農場と食肉加工場とではずいぶん違います。

我社は、その農場と食肉加工場の二つの業態を抱えています。

整理すると、農場は家畜のために衛生管理をする。また、食肉加工場は人の口に入るための衛生管理をするとなるでしょうか。

2012.0221衛生的な加工場DSCF2363.jpg

写真は、弊社株式会社アイマトンの食肉加工場風景です。

私がここへ入るには、白衣を着て、使い捨ての帽子をかぶり、ローラーで埃を取り除き手を洗い、そして使い捨てのゴム手袋を着け、なおかつ風で埃を吹き飛ばしてやっと入室です。

作業もせず、ただ入るだけでもですよ。

これも当然で、人の口に入るものを生産しているのですから当たり前です。しかし、廻りを見渡すと納得できないこともあります。

それはエゾシカ肉の事に関して。

弊社ではエゾシカ肉も当然ながら、徹底した衛生管理の元で食肉としています。

しかし、世の中には駆除されたエゾシカを、山中で内臓を取り出し都合の良い部分だけを持ち帰り、近所に配ったりレストランへ販売している人もいるようです。

弊社は写真のような徹底した衛生管理ですが、まだ上を目指しています。なぜなら衛生管理に関しての心配はゼロにはならないからです。

でも市場ではそんなの関係ないとエゾシカ肉を販売する人がいるのも事実です。

なぜこんなことを言うか。

それは、エゾシカ肉は市場に出てからまだ新しい食材であり、衛生管理に失敗すると、すべてが吹き飛んでしまう状態で、いまだ不安定、定着まで相当の時間を要すると思われるからです。

エゾシカ肉の業界が、産業として定着するかどうかは、この衛生管理をどこまで高めるか、ここに掛かっているのではないでしょうか。

エゾシカは自然の中にいるから、シカたない、では済みません。[^^;;
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蝦夷鹿 980円

お腹が空いていたら目の前に蕎麦屋さんがあった。

当然鴨セイロと考え、あたりまえのように入る。

いつもは、そうなのですが、今日は札幌雪祭り期間限定メニューが目に留まりました。

札幌駅構内の、・・・あれ?・・・店の・・・名前が・・・思い出せない。

と、いっこく堂状態。

でも、大いに満足。

2012.01208蝦夷鹿そば980円DSCF2182.jpg
蝦夷鹿そば 980円

昨日から札幌なんですが、今日は帰宅の予定。

だったのですが、なんとなんと岩見沢・滝川間が運休。

午後2時から5時まで待っていましたが、駄目。

ついていると言うか、ついていないというべきか。

で、あきらめて昨日泊ったホテルにまた四苦八苦、ではなく宿泊。

いや、やっぱり宿泊ではなく、四苦八苦。[^^;;
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エゾシカハラミ

突然ですが、ある焼肉店のメニューを写真に納めてきました。

さて、この肉はなんでしょう。

2011.1212エゾシカハラミ480円DSCF0971.jpg

ヒント
1.日本国内の焼肉店でも、ここでしか提供されていません。(たぶん)
2.北海道では、野生で50万頭以上生息しているとされています。
3.北海道の農林業被害は60億円を超えています。
4.低脂肪・高たんぱく・鉄分が豊富とされています。

タイトルに『エゾシカハラミ』と有りますので、いまさらクイズでも何もありませんが。

そう、エゾシカのハラミ480円です。

楽しい煉屋

他のエゾシカ肉とはちょっと違って、しこしこした歯ごたえが嬉しいですね。また味も濃いものがあります。

と言うことで、楽しい煉屋でお会いしましょう。

エゾシカハラミと。[^^;;
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阿寒やきとり丼

なかなか抜けません。

風邪が。

で、相方に言われました「あんたは元気だけが取り得なのに、そんなになって、どうするの」。

続けて「(役に立たない人だ)」と。これは私の想像ですが。[^^;;
 
 
2011.1204阿寒やきとり丼DSCF0935.jpgさて、写真はご当地グルメ阿寒のやきとり丼です。

12月4日の昼食は、『あかん悠久の里 鶴雅』にて。

大いに満足の920円でした。

ところで阿寒やきとり丼って、鶏肉でないのは知っていましたか。

詳しくは、阿寒やきとり丼を。

全店食べに行きたいと考えています。

阿寒やきとり丼17のルール
1.正式名称は「阿寒やきとり丼」とする
2.エゾシカ肉推奨マークを持っている地元施設で
   作ったエゾシカ肉を使用する
3.3種類の串刺しやきとりは、「焼き」「揚げ」「こね」とする
4.エゾシカ肉の量は約120グラムとする(目安)
5.「焼き」は、モモ肉とタマネギを使い、味付けは自由とする
6.「揚げ」は、ソース味とする
7.「こね」は、ミンチ肉を使ったそぼろにし、レタスで包む
8.必ず特製の阿寒産エゾシカ肉醤油(鹿醤ろくしょう)を使う
   (「焼き」「揚げ」「こね」何でも可)
9.やきとりを串からはずす特製器具をつける
10.北海道米を使用する
11.エゾシカ肉をダシにした汁ものをつける
12.阿寒産のギョウジャニンニクを使った副菜をつける
13.器は白いどんぶりとする
14.串をたてる器を用意する
15「阿寒やきとり丼」の食べ方を紹介したおしながきをつける
16「阿寒やきとり丼」の認証となる旗をたてる
17.料金は、1,000円(税込み)未満とする

風邪がひどくなるばかりで、もうあかん。[^^;;
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エゾシカ♂

2011.1204阿寒北泉開発エゾシカステーションDSCF0930.jpg
おはようございます。

風邪が抜けずに、フラフラフープ状態。[^^;;

さて、3日・4日の釧路視察ですが、いまその写真を整理していました。

で、この写真。

これは阿寒北泉開発さんの鹿ステーションの風景ですが、なかなかに威厳のある♂エゾシカをパチリと。

自然界の動物は、オスに格別の風格がありますよね~。

このエゾシカにいたっては、その上、もうまるで仙人状態。

写真から、明治の政治家を連想してしまいしました。

もしかして、髭があるから威厳があるとか。

まぁ、髭の問題ではないと分かっていますが。[^^;;
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エゾシカ料理三昧は一日

2011.1203鹿三昧DSCF0842.jpgおはようございます。釧路は全日空ホテルで朝。

どんよりとした空、おまけに風邪。

なんとも、、、、、、、、、 いや止めよう、愚痴は。[^^;;

さて、昨日はエゾシカ料理三昧。

札幌のエゾシカ応援団と釧路のエゾシカ応援団シカ会との、勉強会と交流会。

合言葉は、食べるシカない。

昨日の昼食は南富良野のなんぷ亭さんで、エゾミンチカツカレーで、夕食はエゾシカ料理のコース。(のちほど写真を上げます)

さて、釧路のレストラン『イオマンテ』。

全部美味しくいただきましたが、特に『レバーのポアレ たまねぎとセージ風味』は私に合うようで、大いに満足です。

シカ関連だけを上げてみますと、

『バラ肉 と阿寒産野菜のプレゼ』
『心臓のパイ 、酪恵舎ロビオーラソース』
『レバーのポアレ たまねぎとセージ風味』
『ネック レバー ミンチ のカイエット 柿とシケレベの赤ワインソース』

でも、ぐっすりとは眠れませんでした。

夢です。

夢の中に出てきたエゾシカ料理の味が、3時間経っても思い出せません。[^^;;
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エゾシカ試食会の評価

今朝の気温はマイナス2度。

外は真っ白。久しぶりに寒い朝です。

さて昨日の話し。

弊社生鮮スーパー生鮮おろしでエゾシカの試食会を実施。

その際のスタッフN尾(店長)の日報です。

かなり評判が良いですね。

ただ、あまり美味しい美味しいと書くと、期待値が上がり、というより上がり過ぎ、食べた時のギャップが怖い気もします。

そこで、まだエゾシカ料理を口にしたことのない人は、なんの事前情報もなしに、いちどだけでも口にして欲しいと願っています。

日報の太字はお客様の声です。
====ここからスタッフN尾(店長)の社内日報から、

 岩井さん、副社長 お疲れ様です。

 今日は、日曜日らしい賑やかな1日でした。

朝はエゾシカ塩鍋・ユクハルの準備、メール配信、エゾシカ・ユクハルの試食販売、時折売場の確認・前出しの指示、エゾシカは、販売も試食も好評で、試食用のユクハル大袋2個が無くなったので、4時半からは、お菓子の試食に立ちました。

1日中試食のオバチャンしていましたが、改めて、やっぱり私は接客が好きです。

AAA エゾシカ試食

「シカ? シカたない食べてみよう^^」 60代くらいの男性

「赤身のブロックで、1キロくらいのある?」 冷蔵庫にありました。
「焼肉ですか?」
「家で、ジャーキー作るのよ。この前、作ってみたら、ビーフみたいに美味しくできたの」

「前の店の時、ジンギスカン(エゾシカのジンギスカン/ユクハル)の試食してたでしょ、その頃からファンになって、 ここの新しい店になってから、生の肉も売るようになったから、ずいぶん買って食べてるのよ」
「ファンになっていただいて嬉しいです!」
 
「阿寒で初めて食べたのよ、ローストビーフみたいに調理されてて、赤ブドウのソースかかって美味しかったの」
「赤身は牛に近い味ですので、絶対美味しい調理法ですね」

「おかわり!」 幼稚園くらいの男の子
 「はい、どうぞ♪」 ユクハル
  「おかわり!」
   「はい、どうぞ♪」
    「あ!居なくなったと思ったら!」男の子のお母様
     「おかわり!」
     「お昼食べたばっかりでしょ!そんなに食べたら、
      みんなの分が無くなっちゃうでしょ!」

       「体に良いお肉ですので、どんどん食べてください^^」

「いつも買って食べてるの、今晩カレーだから買っていくね」

「トマト煮込み食べたことある?前に作っていただいて食べたら、美味しかったのよ」
 「トマト煮込みは、まだ無いです。美味しそうですね」

「やわらか~い」 塩鍋

「ん~、ちょっとダメかな」 塩鍋

「ラムより、臭み無いね、驚いた」 ユクハル

「ヘルシ~って、テレビでやってたよね、バラもヘルシー?」
 「はい、バラ肉は脂身が多いですが、羊と似ていて、脂の溶ける温度が他のお肉と違うので、体に脂が残りづらいヘルシーなお肉です」
  「確かに!脂身が羊の味に似てるー!」

今日も、1番多かった声は、「美味しい」でした。

====ここまで社内日報から

ところで、N尾店長の日報の良さを一つ。

まずいとか、硬いとか、臭いなど仮にお客様の声として出た場合でも、そのまま書かれます。

と、そういう評価が無いということを言いたいのですが、ばれていた?。[^^;;

さて、そこで、今回は無かったですが、お客様の声で納得できないことを一つ。

食べないで、「まずそ~」と。

これは無いでしょう~、と、いつも思います。

だって鹿ですよ。

食べるしか(鹿)ない、、、、、と、言うと思った?

はい、それしか(鹿)無い。[^^;;
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エゾシカ試食販売

おはようございます。

今朝はマイナス2度。とにかく寒いです。

さて、昨日水曜日の話し。

弊社食品スーパー『生鮮おろし』で、エゾシカの試食販売を実施しました。

下記はN尾スタッフの日報です。(太字はお客様の声)エゾシカ試食販売

====ここから試食販売の日報

「やわらかいね、びっくりだね」
「はい、スーパーで扱っているお肉は、年齢制限がありまして、若いお肉だけの取り扱いとなっています」

「最近、ここ(生鮮おろし)テレビで見るよね」 
「ありがとうございます」

「だから、鹿はイヤだって~」

「ジンギスカン美味しい!売ってるの?」
「はい、エゾシカをジンギスカンのタレに漬けて、冷凍で販売している、当店オリジナルのジンギスカンです」(注/商品名はユクハルです)
「買っていくわ」

「塩鍋って、美味しいんだね、他に調味料は入れてないの?」
「はい、市販の塩鍋スープだけです。あとは鹿のダシが出ています」

「ゴボウ、いい役目果たしてるわ」

「これ、お玉、立てれるの?」 お玉スタンドに興味を持ったお客様
「あはは、お玉スタンドです」

「昔は、臭かったんだよ~」

「そういうイメージが強いようですね。スーパーで扱っているお肉は、年齢制限がありまして、(続く)」」
「本当だ、こんなに違うとは」

「あなた、鍋じゃなくて、焼肉にした方が美味しいわよ!」

「もらった鹿肉が冷凍庫に眠っているのよ~、どうやって食べたらいいと思う?」
「そうですね、焼肉にしても良いですし、トンカツのようにカツにしても良いですし、豚肉のようにお使いいただけます」
「なんか、獣臭そうで、食べるの勇気いるのよ~」
「ん~、ハンターさんにもよりますよね、スーパーで扱っているお肉は、年齢制限がありまして、(続く)」」

「え?キムチ鍋もあうの?今、タラ買ってきたんだけど、タラと一緒でもあう?」
「タラ鍋でしたら、魚介鍋の方が良いと思います。また別の日に、シカ鍋も作ってみてください」

「焼肉にしたいんだけど、この小さいかたまりをスライスしてみるかな」
「こちらのかたまりは、スネ肉ですので煮込みの方が美味しいです。焼肉でしたら、ももがオススメです」
「あら、これスネかい。そうよね、焼肉ならモモをスライスした方が良いよね」

「なるほど、カレーね~」

「レバーの3倍の鉄分って凄いね!私、貧血だから食べるようにしないとね」

「これは、どこの鹿?」
「うちは、知床から来る鹿が多いです」
「南富良野の鹿が美味しいって、聞いたことあったけど」   
「そうですね。富良野も、知床も、日高も、阿寒も美味しいです」

「昔、よく鹿が出てたところに住んでいたから、いまだに受け付けなくてゴメンね」

「前にもらった鹿肉で、味噌鍋と、串焼を作って食べたけど、やっぱり焼いたほうが美味しいぞ」

「ラムに近い味だね」 今日は9割のお客様がラムで、1割が牛っぽいとおっしゃていました。

====ここまで

評価は、オイシカ~です。

これって駄洒落以下。[^^;;
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インフォメーションバザール出展中。

昨日・今日と株式会社アイマトンは、東京で展示会に出品しています。

昨日午前中はその展示会を視察。

もちろん自社のブースを見ますが、他所のブースを見るのも大きな収穫がありますね。

今日も開催中なので、まだ間に合う方はどうぞお越しください。

北洋銀行・帯広信用金庫インフォメーションバザール
池袋サンシャインシティワールドインポートマートビル4F 展示ルームA
20日午後4時まで。

鴨肉、ワインラム肉、エゾシカ加工品(メンチコロッケ、カルパス)、ジンギスカン三種類を出品。

お蔭様で好評ですが、でも、これが売れるかどうかとなるとまた別物で、商いは難しいですね。

さて、午後からは今回の関東主張三つ目の用件、パシフィコ横浜C・Dホールの展示会、ヌードルワールドを視察。

目的の商社を訪問。

ということで、宿泊は新横浜です。

2011.1019ららぽーとでかも汁そば.JPG
そこで、かねてから、一度は行ってみたいと思っていたららぽーと横浜へ。

これが今回の出張最後の用件でした。

それにしても、大きいなぁ~。

少々の大きさには慣れている道産子でも、この大きさは驚きです。

私なら全部満足するまで見るとなると、そうですね~、三日は掛かりそうです。

で、ちょうど夕食と重なったので、ららぽーと内のお蕎麦屋さんで、約束のかも汁そば1500円を。

空腹は味覚も変えるようです。[^^;;
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シカ柄のネクタイ

2011.1015シカ柄のネクタイDSC_9096.jpg

最近エゾシカで振り回されています。

でも、これって嬉しくて書いていますから誤解の無いように。

さて、昨日の話しです、テレビ局の取材撮影がありました。

むろんエゾシカ肉。その加工と流通と料理。

料理部分はドイツ人のシェフさん担当で、私はエゾシカの特徴や売れゆき、これからのことなど。

ところが今回の撮影、出だしがちょっと想定外だったのです。

実は、右の写真。

これはシカ柄のネクタイです。

『今日の撮影、エゾシカの取材だから、シカ柄のネクタイを』と、しゃれで身に付けていたのですが、ディレクターさんそれに気が付いたのです。

前回は気付かなかったのに。

挨拶もそこそこ、「ネクタイを撮らせて欲しい」と、10分・・・・、と、こんなにもなかったですが、それにしても長く感じました。

はい、今回の撮影、ネクタイが主役。

だって、たぶん顔よりネクタイの方が長く放映されますよ。[^^;;

実は、このネクタイは2年ほど前、親子ほど若い友人からプレゼントされたものです。

「岩井さん、エゾシカを扱っていますよね」と。

ネクタイを他人から頂くことはありませんから、嬉シカですね。[^^;;

それにしても、今回最高の活躍の場が提供されたのです。

そう言えば私もエゾシカ関係の仕事をする経営者に、しゃれでシカ柄のネクタイをプレゼントしたことがあります。

写真のシカ柄のネクタイは、ダンヒルdunhillですから、かなりしますよね。

でも、私のプレゼントしたシカ柄ネクタイは、たしか1000円。

そのネクタイをして会議に来られたことがあり、出くわした私は冷や汗たらたら。

どうかこのブログを読んでいませんように。[^^;;
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