昔どこかの市町村に『すぐやる課』というのがありました。
たしか、市民からの要望を、文字通りすぐ対応すると言うものでした。
仕事上では、この『すぐやる』の定義が肝心だと最近つくづく考えています。
『すぐやる』ですから、通常は『今すぐ』『ただちに』と考えますが、これは考えるときで、行動に移す段になってくると違ってきます。
部下に「何々をすぐやって」と話したとします。
これを『ただちに』行動に移す人もいれば『今日中に・・』と考え行動に移す人もいる。同じ指示であっても『今週中に・・』と判断する人もいます。
『今週中に』と判断した人も、その人が考える『すぐやる』という時間に含まれるんでしょうね。
しかし、これは受け取った人を批判出来ません。
実は仕事を渡した人の与え方が悪かったのです。
仕事を出す方は「いついつまでに」と、期限を明らかにして仕事を渡さないと駄目なんです。
私はこのへんでよく失敗しました。
これまで『少なくても今日中にやってほしい仕事』と考え渡しても、いつまで経っても片付けてくれないことがままあったのです。
これは、確実に私の失敗ですね。
仕事を与えるときは、期限を設定して渡す。
考えてみれば当たり前のことですが、最近特に気をつけています。
ところで、昭和42年にできた『すぐやる課』は、いまも実施されているようです。
千葉県松戸市→詳しくはここ
ご存知かと思いますが、
この「すぐやる課」を設置した当時の市長が
今をときめく「マツモトキヨシ」こと
松本清さんです。
やはり、ひと味もふた味も違う人物なのでしょうね