ハンティングは嫌い

私の住んでいる敷地内に小川が有ります。また、池もありザリガニもいてザリガニ取りをさせたら結構なもんですよ。また、どじょうやかじか釣りは、子供の頃の一番の楽しみでした。

そういえば、夏休みともなると毎日暗くなるまで、どじょう釣りをしていたもんです。帰宅があまりにも遅く、父に庭の木に縛り付けられたこともありました。

しかし、いまは釣りはしません。また、ハンティングは大嫌いです。

理由ははっきりしています。

大人になってから、一貫して畜産で生計をたててきました。つまり、動物を殺すことによって、生活していたわけです。

生活のために動物を殺すのは、好き嫌いや遊びでやっているのではありません。ですから、いまは、遊びで動物を殺すことができないのです。

というか、しては駄目だと考えているのです。

もっとも、他人の趣味まで口を挟む気はありません、しかし、ハンティングだけはいまだに納得できませんね。
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商いへのきっかけ

昨日は、世間を何も知らない時にお世話になったSさんが亡くなり、その方の通夜でした。

もう35年位前になるでしょうか、高校を卒業し数年経ていた当時、山から木を切り鶏舎を建て、鶏を飼い卵を生産していました。

その卵を軽自動車で、街の商店や食堂などへ直接売っていたのです。それまでは赤平農協へ一括して出荷していたのですが、その頃から直接販売するように変えたのです。

軽自動車の後ろには、岩井養鶏場と大きめに書いてあります。

宣伝のために書いたのですが、なんといの一番に税務署が反応してしまいました。いま思えば良かったのか悪かったのか。

「税金の申告はどうしているのか?」と言うような内容だったでしょうか。「何もしていません」。

当時の私には、税金の知識は限りなくゼロだったのです。税金の申告は農協に任せそれで終了です。

「商工会議所へ相談に行きなさい」と税務署。

言われたまま何も知らずに赤平商工会議所へ相談に行ったのですが、その際に担当していただいたのが、当時指導課長のSさんでした。

1時間ばかりの通夜では、最初の出会いを昨日のことのように思い出し、あらためて私にとって重要な指針を与えてくれた人だったのだと思った次第です。

合掌
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社屋に作ったスズメの巣は、

またまた、スズメの話しです。

会社の私の部屋は会議室兼用の小さな部屋なんですが、この部屋にはクーラーも無く(自分がつけないので勝手なんですが)おまけに、パソコンのサーバーが置かれてあり、その熱も出ますから、外気温が30度で室内は33度位になりますね。

さすがにそんなに温度が高いと厳しいですよ~。頭がぼ~としてきます。

北海道人は暑さに弱いんです。

一応換気扇は付いているのですが、それを回すことはできません。

実は、その換気扇に10年以上にわたりスズメが巣を作り、1年に2回くらい雛を育てているのです。

ところが、一昨年からスズメがまったくやってこなくなりました。巣を作らないのです。

それまでは、スズメの学校ならぬ親子の鳴き声で、お客様との話も満足にできないほどだったのですが、ピタッと来ないのです。

私の仕事は家畜の命の上に成り立つ肉屋ですから、社屋から新しい命が生まれていることが、最高の喜びでもあったのに本当に残念です。

また、自宅のベランダにはりんごの半身を差し込んであり、それを目指して毎年ヒヨドリがきます。こっちは今年も夫婦で(たぶん夫婦だと思う)やって来ました。
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スズメの不審死

4月9日の日曜日だったかな、両親と話をしているさいに「最近スズメを見なくなったね」と、全員の意見は一致しました。

最近すずめをまったく見かけなくなったんです。

ところが、昨日13日の朝一番のテレビニュースで、旭川と札幌で700羽以上のスズメの死骸が見つかったと出ていました。

時期が時期だけに、『鳥インフルエンザかもしれない』と、一瞬頭の隅をよぎりましたが、ニュースではご丁寧に「鳥インフルエンザではありません」と断りを入れています。

みな考えることは同じなんでしょうか。

私の住むところは、旭川まで60km、札幌まで100kmの距離です。

で、今日の新聞によると、札幌旭川間でもスズメの不審死が見つかったとのこと。

鳥インフルエンザでも、理由が判明したら解決のしようもありますが、原因がはっきりしていない今は、不気味ですね。
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春になれば、スピード違反には気をつけよう

幾ら北海道と言えども、春になれば雪は融けます。

真っ先に道路の雪は融けますね。やっと車は走りやすくなりました。

で、出ました。お化けが。じゃなく、警察官。

昨日はわき道で、レーダーを使いスピード違反者を一生懸命捕まえていました。

また、今日は覆面パトカーに捕まっている車を30分の間に2台見つけました。

お気の毒様。

国道に雪が積もっていたり、雨が降っているとか、風が吹いているときなど、警察はスピード違反を捕まえにそとへ出ていません。

ぽかぽか陽気になったら、もそもそと出てきます。まるで冬眠中のモグラのように。

そりゃそうですよね。警察官も人の子です。雪が降っていたら外で仕事をするのは嫌ですから。
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海外旅行は23ヶ国、でフィンランドはヘルシンキへ

いままで行った外国は23ヶ国になります。

70歳までに100ヶ国が目標ですが、健康ならできるでしょう。

で、今月は北欧三国へ行きます。

「・・・・・・・・・・・・・・・」
あれ?、何を書こうと思ったんだっけ!

忘れてしまった。




で、やっと思い出しました。
美深町 トナカイ牧場 フィンランド料理.jpg
先日訪問した北海道幌延町のトナカイ牧場で、奥様にご馳走になったフィンランド料理です。

トナカイと豚バラベーコンを炒めて、茹でたジャガイモをつぶした物の上に乗せて有ります。

私のような小食には、昼食としてちょうど良い量でした。

美味しかったですね~。
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人、残渣、堆肥、草、草食動物、肉

前回、理にかなった畜産としての残飯養豚の話をしました。

人間の食べない物や残した物→これを豚の餌とする→豚の肉を人が食べる

整理すると、このようになります。

私はこれを一部改良し、次のようにしようと考えています。

人間の食べない物や残した物→これを堆肥にする→牧草地の肥料にする→羊など草食動物を牧場に放す→そこで育った肉を人が食べる

これが、日本の理想の畜産経営の姿だと思います。

なぜなら、残渣をそのまま動物の餌とするより、植物を間に入れることは大きく安全性が増すからです。

また、国土の狭い日本は山にへばりつくような急斜面まで耕作地としていますが、その狭い国土を有効に使う為にも資源を無駄にしない生ゴミと言われる残渣の利用はこれから必須となり、また当たり前となるでしょう。
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残飯(残渣)養豚

もう10年以上前になるでしょうか、豚を飼っていました。

全部で常時1,000頭はいたでしょうか。

餌は、輸入した穀物で栄養価を計算し作られた完全配合飼料と言う餌をです。

完全配合飼料が普及する前の養豚業界は、トラックでこっちのホテルあっちのレストランと、料理を作る際に出る残り物を集めたり、また、お客様が残した物、他にも食品工場から出る人間は食べられないような物を集め、豚を飼うものでした。

このような豚の飼育方法を残飯養豚と呼んでいました。しかし、私が養豚を経営する頃には、残飯養豚はだいぶ廃れていましたね。

ところが最近は、まだまだ完全配合飼料の養豚業が主流ではありますが、一部の養豚場に二昔前の経営方法に戻ろうとしているかのような動きが出てきました。

例えば、大手外食店などですが、業界は残渣の処理に莫大なお金をかけています。

その問題を解決する手段として、まさに、二昔前の養豚業の復活が取り入れられ始めたのです。

昔の経営方法かもしれませんが、実は理にかなっているんですね。

人間が食べない物であっても、栄養価を沢山含んでいる残渣は、豚にとってはまだ食べることができ、価値の高い物なのです。

残飯養豚をブログで探していたら、最適な物が見つかりました。紹介します。

以下は、ブログから引用した物です。
詳しくは【僕らはみんな、豚を飼う!】を、ご覧ください。

「くいまーるプロジェクト」とは、

「スーパーや食品工場から排出された調理クズなどの食品循環資源を回収して、安全で栄養価の高い飼料として再生し、養豚を行うという食の循環システムです。
沖縄では昔から残飯養豚が盛んに行われていましたが、私たちは飼料の質、栄養価、安全面を考えた新しい、食の循環をめざしています」
 
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ギョウジャニンニク(アイヌネギ)

ギョウジャニンニクと聞いて、すぐ物を思い出せる人は、かなりな北海道通ですね。

で、いままではギョウジャニンニクは北海道にしかないと思っていました。

漢字で書くと【行者葫】となります。

辞書によると、『深山に生えていて、行者が食べるから名付けられたユリ科の多年草。強臭を放つ。地下にラッキョウに似た鱗茎を持ち、古い名前をアララギ』と、なっています。

これを読むと、北海道だけに自生するのではない見たいですね。北海道ではアイヌネギで通じます。

ところが、なんとルーマニアでは市場で売られているとのこと。

ルーマニアからの、2006年4月2日の記事をどうぞお読みください。
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日本で唯一のトナカイ牧場

トナカイって知っていますよね。

そう、サンタの乗るそりを引いている、あのトナカイです。

幌延町 トナカイ牧場.jpg
日本で、たぶん唯一のトナカイ牧場が北海道にあります。場所は車であと1時間も走らないで稚内という幌延町。

幌延町にはトナカイ観光牧場もあります。

オーナーは、岐阜県出身で昭和63年にフィンランドからトナカイを輸入し、現在200頭ほど飼育しているのです。

トナカイを飼うための勉強に、フィンランドで1年暮らしたとのこと。

敷地にトナカイ肉の加工場も設備し、食肉としての出荷にも供えています。

売り先は、東京近郊の北欧料理店。

北海道ではエゾシカの食肉化が進んでいますが、北欧ではトナカイの肉は高級食材としての地位を確保しているようです。

オーナーの奥様に、フィンランドの料理だという、トナカイ料理とトナカイの肉から作ったウインナーをご馳走になりました。

ゆでたジャガイモをつぶして皿に盛り、その上にトナカイ肉と豚バラベーコンを炒めた物を載せた料理です。

歯ごたえの有る食感は、確実にトナカイを感じることができ、なんとしても売りたいと思わせる、また、肉屋のやる気を刺激する味でした。
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