もう10年以上前になるでしょうか、豚を飼っていました。
全部で常時1,000頭はいたでしょうか。
餌は、輸入した穀物で栄養価を計算し作られた完全配合飼料と言う餌をです。
完全配合飼料が普及する前の養豚業界は、トラックでこっちのホテルあっちのレストランと、料理を作る際に出る残り物を集めたり、また、お客様が残した物、他にも食品工場から出る人間は食べられないような物を集め、豚を飼うものでした。
このような豚の飼育方法を残飯養豚と呼んでいました。しかし、私が養豚を経営する頃には、残飯養豚はだいぶ廃れていましたね。
ところが最近は、まだまだ完全配合飼料の養豚業が主流ではありますが、一部の養豚場に二昔前の経営方法に戻ろうとしているかのような動きが出てきました。
例えば、大手外食店などですが、業界は残渣の処理に莫大なお金をかけています。
その問題を解決する手段として、まさに、二昔前の養豚業の復活が取り入れられ始めたのです。
昔の経営方法かもしれませんが、実は理にかなっているんですね。
人間が食べない物であっても、栄養価を沢山含んでいる残渣は、豚にとってはまだ食べることができ、価値の高い物なのです。
残飯養豚をブログで探していたら、最適な物が見つかりました。紹介します。
以下は、ブログから引用した物です。
詳しくは【僕らはみんな、豚を飼う!】を、ご覧ください。
「くいまーるプロジェクト」とは、
「スーパーや食品工場から排出された調理クズなどの食品循環資源を回収して、安全で栄養価の高い飼料として再生し、養豚を行うという食の循環システムです。
沖縄では昔から残飯養豚が盛んに行われていましたが、私たちは飼料の質、栄養価、安全面を考えた新しい、食の循環をめざしています」
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