昨日は、世間を何も知らない時にお世話になったSさんが亡くなり、その方の通夜でした。
もう35年位前になるでしょうか、高校を卒業し数年経ていた当時、山から木を切り鶏舎を建て、鶏を飼い卵を生産していました。
その卵を軽自動車で、街の商店や食堂などへ直接売っていたのです。それまでは赤平農協へ一括して出荷していたのですが、その頃から直接販売するように変えたのです。
軽自動車の後ろには、岩井養鶏場と大きめに書いてあります。
宣伝のために書いたのですが、なんといの一番に税務署が反応してしまいました。いま思えば良かったのか悪かったのか。
「税金の申告はどうしているのか?」と言うような内容だったでしょうか。「何もしていません」。
当時の私には、税金の知識は限りなくゼロだったのです。税金の申告は農協に任せそれで終了です。
「商工会議所へ相談に行きなさい」と税務署。
言われたまま何も知らずに赤平商工会議所へ相談に行ったのですが、その際に担当していただいたのが、当時指導課長のSさんでした。
1時間ばかりの通夜では、最初の出会いを昨日のことのように思い出し、あらためて私にとって重要な指針を与えてくれた人だったのだと思った次第です。
合掌
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