衆院選小選挙区、無効が最多204万票。
今日の日経新聞に16日の衆議院選挙で無効票が約204万票になり、小選挙区を導入してから最も多かったと報じていました。
投票率が59.32%と低く、なおかつ無効票も多いということはどういうことでしょう。
自分のお金と時間を使って、投票という目標もはっきりしているのに、投票先を決められない。
これって、苦しいですよ。たぶん。
新聞ではたんたんと『投票総数は約6166万票。うち有効投票は約5962万票で、約204万票が無効票だった』と述べ、なおかつ選挙管理委員会の意見を述べています。
「投票所まで足を運んだのに、投票先を決めることができなかったから」と、さも白票を投じた人の意思決定が悪かったのだと言わんばかりです。
この新聞報道には、肝心なことが抜け落ちていますよ。
それは、無効票・白票を入れる人の気持ちを考えていないことです。
私なら棄権するような気持ちの時、選挙に行かなければ国民の義務を果たせないと、むりやり投票所に足を運んだのだろうと考えます。
しかし、どうしても入れる人がいない。だから白票だと。
これって、投票率の低さに合わせて無効票の多さは、政治家に対する幻滅の度合いの高さだと思います。
決められない政治家。
決めても、ろくでもないことを決める政治家。
なんてね、言うのは簡単なんです。[^^;;