北洋銀行さん主催のインフォメーション・バザール

北洋銀行さん主催のインフォメーション・バザール「北の逸品 東京 大商談会」が、9月9日(火曜日14:00~19:00)と9月10日(水曜日10:00~16:00)の2日間、五反田TOC13階グランドホールで開催されます。

明日ですね、我社も出展します。

昨年もでましたが、東京開催に出展はこれで2回目。

株式会社アイマトンは、外食店を主たる対象としワインラム、北海あいがも、北海道産高麗雉、知床エゾシカ・小鹿などを展示。

なんと言っても、ワインラムの評価が楽しみです。

ちなみにワインラムとは株式会社アイマトンの商標で、北海道産の子羊にワインの絞りかすを食べさせて育てました。

本ブログを見て参加された方は、わたくし岩井政海まで、ひとこと声をおかけください。

招待券が無ければ入れないようなので、株式会社アイマトン岩井政海の名前を出してくだされば、繋いでくれるはずです。

その際は、名刺交換をよろしく願いいたします。[^^]

ところで、インフォメーションバザールを北洋銀行さんのホームページで探したのですが見つかりません。

今年は乗せなかったのでしょうか。
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生鮮おろし

生鮮おろし。これは我社で運営する食品スーパーです。

現在岩見沢市と、ここ滝川市の2店舗運営していますが、頑張っています。

と言うのも、滝川市の話をするなら、大手のスーパーの大売出し状態。

大手はダイエーを筆頭に、ビックハウス、マックスバリューがあり、生協やAコープ、そしてイオン系の食品スーパージョイが3店と、それはそれは毎日毎日しのぎを削っています。。

そんな中で地場の小さなスーパーは、営業しているだけ立派というものです。

まぁ、自分で言わなければ誰も褒めてくれないもので、、[^^;;

では、なぜ成り立っているか。ちょっと考えてみました。

一つにはパートさん初め社員も、長時間一生懸命働いてくれます。まず、大手のスーパーの2倍は働いていますね。

しかも給料が安いときています。これを経営者の私が言っては駄目ですが、しかし悲しいかな事実なんです。

そうでないと、吹けば飛ぶような、我社の食品スーパー『生鮮おろし』はとっくの間に消えて無くなっているでしょう。

もう一つ私たちがそこで営業し続けられるのは、建物や什器備品にお金を掛けていません。

建物はぼろぼろ穴だらけで、これも自慢にはなりませんが我が社の現実です。

賃借する建物は倉庫とあわせ300坪。駐車場が50台分。もと野菜の冷蔵庫でした。

これを直して店舗にしたのです。家賃は数十万円(家主さんに了解を取っていないので書けませんが)。

また、什器備品も中古を買って間に合わせました。

つまり、全てを新規に揃えるとしたら、これまた営業開始後16日でつぶれていることでしょう。

このように維持費の掛からない店となっていますが、それが価格の安さにも反映され、お客様に来店していただけるのです。

睦食品.JPG
睦食品さん、いつも美味しい豆腐をありがとうございます。

その他に、仕入先は出来るだけ地場の生産者から仕入れるようにしています。

卵は芦別の末永農場さんから、パンは赤平の石川パン屋さんから、また豆腐は滝川の睦食品さんから購入しています。

また、青果売り場には、農家直販コーナーがあり、これが大人気です。

こんな方法を取るのは、直接買うので安いというのもありますが、例えば写真のいま豆腐を並べている人は睦食品の社長です。

社長さんは朝3時におきて豆腐を作り、そして配達もしています。この豆腐がまずいわけ無いじゃないですか。

パンも社長さんが11時頃持って来るんですよ。ほんとこれが美味しいんです。

地域の小さなスーパーが生き残っていくのは、こんなこと。つまり、地元の人たちと苦しさも喜びも一緒に味わうことじゃないでしょうか。

大手は勝手ですよ。

滝川駅前にあった西友は、儲からないとなったら、あっさりと出て行きました。

あとは野となれ山となれです。そのあと、地元がその建物をどうしようが、困ろうが関係ありません。

私の考えは、『生鮮おろし』は地域の人と共に同じ空気を吸い水を飲み、そして生活をして、長生きしていく。
そんな風に考えています。
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さん付け

中学1年のとき、国語の女の先生に褒められたことがあります。

「岩井君は年上の人を・・・さんと、きちんと『さん付け』で呼んでいますね。良いことです」と。

私の通う中学校は小学校と併設の小さな学校で、いわば9年間同じクラスです、そんな環境ですから二つ三つ上も下も、まるで兄弟のように学んでいました。

ですから、上であろうが下であろうが、名前を呼ぶときは『ちゃん付け』だったり、愛称で呼んだり、呼び捨てだったりしたものです。

しかし、私は何故か理由も、いつからだったか時期も解りませんが、一つでも年上の場合『さん付け』で呼びかけていました。

嬉しかったなぁ~・・・・・、ではなく、なんとそれが今でも抜けないという話です。

社内の話。

例えば社員でも年上なら『さん付け』で呼んでいます。

社員の場合、女性なら全員に『さん付け』。男性社員の場合、年下は『君付け』で呼び、愛称や呼び捨ては一人も居ません

社内の場合は、分け隔てなく接することが出来るので、この呼称方法で良いと考えていますが、他ではもっと単純です。

昔からの付き合いのある年下に『君付け』する人も数人居ますが、まぁ基本的には『・・さん』としています。

もうこれ以上は無いというくらい簡単で、まず、『ちゃん付け』や『愛称』で呼ぶなど一人も居ません。

ただこんな呼び方が癖になっていると、困ることもままあります。

それは、大会社の社長でも、『さん付け』で呼んでしまうことです。

他にも、政治家や大学教授、また、その他に『先生』と呼ばれる人も、普通に『・・さん』と呼びかけてしまいます。

私が抵抗無く先生と呼べるのは、学校の先生とお医者さんだけですね。

『三つ子の魂、100までも』と言いますが、これもその類でしょうか。

でも、解らないのは、あの先生、どこで見ていたんでしょう。
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N畜産の話

株式会社アイマトンは創業25年。

創業当時は、お金が無い、信用も無い、お客様も無い、そして歴史も無いの無い無い尽くしでした。

当然仕入先も無いので、商品調達にはずいぶん苦労したものです。

創業当時は養豚業も経営していて1000頭ほど飼育していました。

生産された豚は産地問屋を通して、Pハムへ納品していたのです。

そんなことから、株式会社アイマトン(当時はアイマート)創業時に、肉加工品の仕入をお願いしました。

「売りません」とのこと。実にあっさりしたものです。

当時はスーパー全盛期で、街の肉屋さんや小さな鮮魚店、青果店、雑貨店などが、次から次へとつぶれていた時代です。

『そりゃそうだよなぁ~』と、これにはすぐ納得。

だって、何も無いところから肉屋を初めたのが相手にとっては心配の一つ。おまけに社会情勢がそんなことですから。

で、次に提案したのが現金での仕入です。

「い~~や、売りません」と。

さすがにこれには頭がプッツンです。

でも、当時のその怒りを、何処へもぶつけることはできず、悔しさと生唾を一緒に音も無く飲み込むしかありませんでした。

しかし、それで怒りが治まったわけではなく、この屈辱は25年経った今でも残り、当時の状況をありありと思い出すことが出来ます。

こんな話はPハムばかりではなく、他にも数社あります。

昨日来社したN畜産もそうでした。

妻の従兄弟の伝をたどって、N畜産の本社(営業所かも)を訪れ、営業担当の課長さんと面談をしたのです。

で、こちらは感触も良く「はい、わかりました。改めて訪問いたします」とのこと。

内心『やった~、これで肉屋としての商品構成が一段と良くなる』と喜んだのも1、2週間。

1ヶ月経っても誰も来せん。

そこで、2ヶ月たった頃、もう一度訪問するも、前と同じ返答です。

それから3ヶ月ほど待ちましたが、なんの反応もなし。

お陰さまでお取引を引き受けていただいたメーカーが他にあったので、現在に至っていますが、そんなこんなで当時の屈辱はいまだに抜けません。

ところがこのN畜産、このたび縁あって取引をすることになりました。

昨日営業部長初め3人様に、本社を訪問いただき詳細を詰めました。

全て終えた後、創業当時から抱えていた屈辱「なにくそ、絶対に負けない」と張り詰めた感情が、必要なくなったことで、少しの虚脱感もあります。

『なにをそんなに片意地を張っていたのだろう』『なんでそんなにむきになるの?』と。

いまはただ『これでひとつ片付いたな』と、安堵の気持ちが大きいのですが、しかし、そんな中、別な心配が頭をもたげてきました。

株式会社アイマトンは、当時のPハムやN畜産のようなことを、お客様にしていないだろうかと。

外食産業は新規参入と大量撤退を毎年毎年繰り返しています。

その中から、残っていく店、そして成長していく店があるのです。

私たちは、そんな新規参入の会社や店舗様とどのように接しているか、ここは重要です。

人様に無意識にでもとった対応が、自社の将来にどれほどの影響がでるか解りません。

また、人を傷つけることもあるでしょう。

その結果起こった現象に、長い時間をかけて解決されるならまだしも、修復不可能なこともあります。

新規のお客様、初対面の相手には特に慎重に接したいものです。

(この文章を社内会議室にも掲示しておきます。)
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十勝千年の森

昨日は、十勝千年の森のグランドオープンに向けて『ファームレストラン カフェ・キサラ』でのお祝いに出席。

で、今日2008年7月1日、十勝千年の森がグランドオープン

十勝の大地をそのまま生かした庭、というかそのまま。

とにかく凄い。桁が違う。この場所に本当の北海道らしい姿をあらわし、完成まで千年を目指しているとのこと。

社長の挨拶を借りると、1000年は40世代から45世代も掛かるという。

これは、人類の壮大なドラマとなることでしょう。

歴史は出来上がった過去ですが、歴史って、未来へは意図して造れるものなんですね。

十勝千年の森.jpg

ファームレストラン カフェ・キサラの目の前に広がる庭。

私のようなせこい考えの持ち主は、『ここへは、めん羊を何頭放牧できる?』と、自分の秤でしか見ることはできません。

悲しい。
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空ダンボール

ダンボール裁断機.jpg

さて、これは何でしょう?

手前にあるダンボール箱を畳んだものは解りますよね。

実は、このダンボール箱はめん羊の餌です。

と言っても、もちろんそのまま綿羊がダンボールを食べるわけはありません。

そんなことで、もうちょっとお付き合いください。

その後ろにある白いコピー機に似た箱は、ダンボールを裁断する機械なんですが、ダンボールを入れてやると細かく裁断され吐き出されてくるのです。

で、白い箱の右下にある黒っぽいものは、裁断されたダンボールくず。

このダンボールくずは、後ろに山と詰まれた鉋屑(かんなくず)と混ぜ合わされ、弊社の北海合鴨飼育時に使用される鴨の敷き料となります。

つまり『鉋屑+ダンボールくず=北海あいがもの敷き料』と、こうなり、敷き料はアイガモの糞と適当に混ざり合い、そのあとめん羊の敷き料などを混ぜて発酵させ、最後には堆肥となります。

で、この堆肥を放牧地に撒き草を育てて、最終的にはめん羊の餌となります。

はい、ちゃんとダンボールの空き箱がめん羊の餌と成りました。
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どうする社内恋愛

社内恋愛の対象として、私にここしばらくお呼びが掛かりませんね~。(ちょっと見栄をはってみました)

むろんこれは冗談。[^^;;

さて社内恋愛です。

基本的に個人の問題なので、会社としては口を出しません。

ブログを読んでいる方は、当たり前すぎて、「バカバカしい話をするな」とあきれるかもしれませんが。

それはともかく、不倫もいけません。これも当たり前かな。

セクハラは論外。

しかし、あることに気が付きました。

社内恋愛中の片方が会社を辞めると、もう一方も会社を辞めていきますね。

これも当たり前って言えばそうなんですが、これじゃ困るんです。

それにしてもなぜでしょう。

辞める人が会社に不満のある場合なら、それも解りますが、自分でやりたいことがあり、会社を辞めるのに仲良く辞めなくても、と思っちゃいます。

それにしても、社長って社内の情報はほとんど入ってきませんよ。しかも、入ってきたとしても正確ではありません。

特に恋愛関係には疎いですね、これは私だけかもしれませんが。

社員の一人が「会社を辞めます」と辞表を出してきたとき、日を置かずにもう一方の異性が辞表を出して、やっと「もしかして、あんたらできていた?」と、気の付く有様です。

え~~っと、そんなこんなで、社内恋愛を禁止しようかと思っています。

もてないから悔しくて。

ではなく、なぜなら仕事にも支障があるからです。「個人の問題なので会社は関係ね~」ですみません。

もっとも、禁止しようが何しようが、このての情報に疎い私ですから、効果がでるかどうか怪しいものです。

そっかぁ~、やっぱ禁止は中止します。
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仲人もお断り

昨日の続き。

ブログに書いたとおり社内結婚の挨拶は断っていましたが、実は仲人は最初からやらないことに決めていたんです。

でも、中にはどうしても引き受けなければならないこともありますよね、そんなときは両親にお願いしていたのです。過去4組かな。

父は20代の頃から仲人をやっていたようで、仲人が好きなんでしょう。(こんなことを言うと怒られるかな)

でも、両親も歳をとってきたので、近年さすがにもう無理かなと考えていました。そうなるといよいよ仲人も頼まれたら引き受けなければなりません。

と思っていたのですが、どうも最近の婚礼は仲人無しなんですね。やったぁ~、と内心ホッとしています。

あっ、ところでなぜ仲人を断ったと思います?。

それが単純な話で、人前でスピーチをしたくないだけだったんです。

こんな風に理由を書いてみると、両親には申し訳ないことをしたなと、いまさらながら反省しています。
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良い会社とは、

社長って大変です。

それも、大きくなればなるほど。

我社は大きな会社では在りません。少しずつ大きくなってきました。

会社が小さいときは、会社が大きくなったら、今よりらくになるだろうと考えていましたが、どっこい、これが逆なんですね。

当たり前なんですが、その大変な社長を「何でやっているの?」と、聞かれたら「辞めるに辞められないから」と、こう答えています。

ふざけた答えだと思いますか?

いえ、けっこうまじめに答えています。だって借金が沢山有りますから。[^^;;

社長の仕事って8割は大変ことで、逃げ出したくなることもしょっちゅうです。で、楽しいことは2割くらいかなぁ。

その2割のために、後はじっと我慢して働いているんです。

この大変なことを具体的に書くと、お金と人です。

言い方を帰ると、資金繰りと人繰りですね。順番は人が先。

もしかしたら、人次第かもしれません。適所に人を得たならお金の問題も片付くかもしれません。

会社が大きくなるほど、この考えは正しいと思いました。

ところで「社長の仕事って何?」と、聞かれたら、「魚の頭と尻尾」と、これにはこう答えることにしています。

するとたいてい「????」となりますが、まぁそういうことです。

魚の頭と尻尾を、もう少し詳しく説明しますね。

魚は頭の向いた先が進む方向を示していますよね。つまり、社長の仕事は、会社の進む先を明確にして社内に示すこと。こう考えています。

これを戦略と言いますが、これは人の問題より優先順位も先でかつ重要です。

会社が大きくなればなるほど、社長の仕事としてはこれ1本に能力も時間も全てを使ってもかまいません。

で、魚の尻尾です。これは、決算書を読める社長。こんな意味です。

魚の尻尾は一番後ろについていますよね。会社の仕事、1年間の結果を考えようと言う意味です。

1年間やった仕事、その間の会社の動きや成果は、決算書、つまり損益計算書・貸借対照表に現れます。それも、全部数字で。

この数字が読めなきゃ明日(つまり来期)どうするか、根拠を何処に求めるの。

「じゃぁ魚の胴体は?」「よくぞ聞いてくださいました」。

胴体の部分は社員です。胴体部分が大きくなる。すなわち大きな会社と言う意味、また良い会社になるでしょうか。

魚の頭と尻尾がくっついていたら、一応魚に見えますよね。つまり、会社も社長一人でも会社の形にはなるものです。

しかし、良い会社かどうかは、胴体がどうなっているか。ここが肝心と考えています。
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ぐるなび商品展示会

昨日のぐるなび商品展示会は、盛況の内に終了しました。

このチャンスを与えていただいた、ぐるなび関係者の方には感謝いたします。

また、我社のブースへ知床から駆けつけお手伝いをありがとうございます、株式会社知床エゾシカファーム土田社長には心から感謝申し上げます。

展示会では、北海あいがも、ワインラム、そして知床エゾシカの小鹿、それらを試食した方全てから「美味しい、」という評価をいただきました。

後ろで焼き方を手伝っていましたが、だまって試供品を口に入れ「もう1回、食べて良いですか」と、再度確認するように試食し直す人もいました。

また、北海あいがもを1切れ口いれて、何かを確認するように噛み、そしてまた次にワインラムを確認する、ミルク小鹿をじっくりと食べる。そんな風に試食する人もいます。

実りの多い展示会でしたが、特に今回の展示会は我社の営業マン、黒島君と棚町君の能力の高さを知った展示会でしたね。

と言うのも、うしろで黙ってみていると、お客様から求められたら、商品の説明を始める。

そして、試食したお客様の求めに応じて名刺を差し出す、またパンフレットを提供する。

最後にお客様が自発的に差し出す名詞を戴くのです。

けっして押付けはしません。

折角の展示会ですから、他のブースはどのようにやっているかと、訪問しましたが、そばを通るだけで、試食を迫ってきます。

熱心なのは解りますが、行き過ぎるというのでしょうか、まるで押し売りみたいですね。

まだ必要だとも話していないのに、パンフレットを差し出し、名刺を見せて名刺交換を要求するのです。

展示会に来ているお客様は、自分の意思で、自分の時間とお金使って足を運んでいます。

つまり、意欲のある人たちです。

その人たちに、強引に迫ることはマイナスにしかなりません。

必要なら、積極的に声を掛けてくるでしょうから、それを待ったらいかがですか、と言いたいですね。

私たち展示会に出展する業者は、参加者の意思を尊重し、待たなければなりません。

そこが我社の営業マンは違いましたね。

ぐるなび展示会.jpg

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