私の生れた町赤平市は、夕張に次ぐ財政再生団体入りを避けるため、必死に努力をしています。
最盛期には6万人近くになったこともある人口は、3月31日の時点で13,825人。
過去には豊かな時代もあったはずで、なんでこんなひどい状態になったのか。歴代の市長や市会議員の責任は重いですよね。
そう考えながら地元紙を読んでいたら、原因の一つが見えてきました。
以下は、再生団体回避のため、経費の縮減として各報酬の削減幅を議会で決めたものです。
一般職員給与 30%削減
市長給料 50%削減
副市長給料 40%削減
教育長 32%削減
議員報酬 22%削減
これは地元紙に載っていた順番を書き写したもので、五回ほど眺めていましたがやっぱり納得できません。
何処がおかしいのでしょう。ということで並べ替えてみました。
議員報酬 22%削減
市長給料 50%削減
副市長給料 40%削減
教育長 32%削減
一般職員給与 30%削減
この給料削減幅を決めるのは、議員。
見えてきたのは、議員さん、自分の給料削減幅を一番小さくしてあるのです。
そして、一番立場の弱い一般職員給与を思いっきり30%削減です。
きっといままでも、このようにしていたんでしょうね。
自分に都合の良いように解釈し物事を見て決めていく。そして、その付けを弱いものにしわ寄せさせていく。
そうです、赤平がこんなに厳しい状態に追い込まれたのは、市制のチェック機能を果たすべき市会議員に問題があったのです。
私が議員なら、こう決めます。
議員報酬 80%削減
市長給料 50%削減
副市長給料 45%削減
教育長 40%削減
一般職員給与 30%削減
強い権限を持つ議員には大きな責任もあります、そして物事を決められる立場にもいます。それなら、まず己自身に厳しい数字を出し、それから立場の弱い人にお願いすることになりませんか。
でも、この私の話にも矛盾はありますね。
それは、この市会議員を選んだのは私(市民)なんですから。つまり、この私の意見は天に唾するようなものでもあります。
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