ハンガリーの話し、もう少しお付き合いを。
先日のマンガリッツァとこの羊牧場訪問がハンガリー行の目的でした。
飼われている羊はメリノ種。
メリノ種はオーストラリアで主に飼育されている羊です。
写真の仔羊は生まれて1ケ月ほど。
来年の感謝祭(と言ったかな)へ向けて育てています。
アニョードレと言われるミルク育ちの仔羊も。
ということは出産は9月。
さかのぼって4月交配になりますが、聞くと自然交配とこと。
ん?、こりゃすごい。我社では逆立ちしても春交配で秋出産にはなりません。
いくら頑張っても11月出産です。
こうなるのは技術か、それともハンガリーの環境でしょうか。
ところで、写した写真に時々出てくるこのヒツジは何と言うのでしょうかと、いま調べてきました。
ハンガリー固有のラッカという羊とのこと。
なら、これも国宝にすればいいのに。[^^;;
アニョードレとは生後6~8週間ミルクだけで育った仔羊で、柔らかな肉質と羊特有の癖が無く上品な味わいです。
むろん私も食べたことがあります。
また、我が社でも出荷したことはあります。
しかし、近年アニョードレの出荷は止めました。
理由は、親が乳房縁になるなどその後の出産に負担が大きく我社の未熟な技術ではこれを解消することができないからです。
今回訪問した牧場では5000頭を飼育しるとのこと。
北海道全体の羊の数と同じくらいを1軒で飼育しているのですから驚きです。
あっ、いや北海道の羊の少なさですよ。[^^;;