急いでキューバへ行った話

キューバの話は今日が最後です。

なぜキューバへ行ったかというと、現在アメリカと経済封鎖解消(国交樹立ではないのかな?)の交渉中ですが、多分うまくいくでしょう。

しかし、それは逆にキューバの良さが無くなるのではないかと、その前に訪問したのです。

同じように考える人が多いようで、一緒のツアーに参加している人の中にも居たし、来週からは60人の日本人観光客があるという。

これも同じ理由の観光だと私は思います。

ところが同じことを考える人は米国人の中にもいるようで、昨年一年間の米国人のキューバ訪問者は10万人。

今年は、1月だけで64万人とのこと。

キューバの国を見て、自分の尺度で測り、金銭的に貧しいことは即不幸だと決めつけることはできないと感じました。

なぜなら幸せそうですから。

キューバの場合は例えばusaと国交樹立すると間違いなく犯罪が増えるでしょうね。

金持ちはより金持ちになり、貧乏人との格差が開きます。

格差が開くとどうなるか。

国全体が貧乏ならそれで幸せを感じていた人が、隣の人が豊かになり、妬みがわきます。

つまりそこに不幸の種が芽生えるのです。

地球上の諸悪の根源は米国です。

だから仲良しにならなくても今の素晴らしいキューバがあるなら、今のままでなんの問題ないのではないかな。

 

日本はみずから鎖国をしていました。

しかしキューバの鎖国は米国から押し付けられたものです。

その半鎖国の中で独特の発展の仕方を見ると、鎖国も良かったのではないかとおもうのです。

キューバにいる間はネットにつながりませんでした。

ネットに繋がらないようにするのは、共産主義国家みな共通なのでしょうか。

北朝鮮、中国、そしてキューバ。

ネットはともかく、マクドナルドは来てほしくないし、コカコーラもいらないですね。

そうはいってもすでに銘柄が違う(偽物?)コーラがあったのですが。

 

また、よく考えるとキューバの共産主義も矛盾しています。

例えば、キューバは観光立国を目指しているとのこと。

市内のあちこちにみられる良いレストランは昔の金持の家が多いのです。

また、博物館もしかり。

つまり、金持ちの財産を取り上げたが、いまは観光資源として使っている。

ということは、昔の金持が居なければ観光立国はできなかったということになります。

アメリカの経済封鎖が終わったらたぶん観光客は増えますが、そうすると麻薬や犯罪が入り治安が悪くなるのでしょうね。

 

そんなキューバ、使用前を見たから使用後も見たい、とはなりません。[^^;;