サフォークを飼っていると糞尿の処理が必要になります。また『北海あいがも』も家畜の一種なので、尿はしませんが糞はします。
これらの処理はどうしているかというと、堆肥にします。
完熟した良い堆肥は、肥料として牧草地へ散布します。で、牧草は綿羊のえさになるのです。
良い堆肥を作るには、数回天地を逆に(堆肥の切返し)します。適度に酸素と水分をいれてやるんですがこの写真はユンボで切返し中です。
湯気が上がっていますが、堆肥の中は70℃以上になって発酵しています。
この切返しをすると、湯気と一緒にものすごい匂いがでるんですよ~。
この匂いは初めての人だったら、きっと吐き気をもよおし絶対嫌うでしょうね。
しかし、私はこの匂いが大好きなんです。
変でしょうか。
今日なぜ他の人が嫌うこの匂いが好きになったか解りました。
それは子供の頃まで話はさかのぼりますが、我が家は畑作農家でした。
傾斜面の畑は粘土地で肥料分は少なく、野菜のできも悪かったので、自宅の玄関脇の空き地で父はいつも堆肥を作っていました。
毎年春になり良い堆肥ができると、その堆肥を手にとってニコニコしている父を見て育ったのです。
だからでしょうね。
良い堆肥のにおいが好きになったのは。
でも、良い堆肥ができたからといって、生活が楽になるとは限りません。