目的と手段

目的と手段。

私の場合良く混同するんですよ。

例えばめん羊牧場をつくる。これ目的。

それを容易にするためブルドーザーを買った。トラクターを買った。

この場合ブルドーザー購入は、めん羊牧場をつくる手段です。

しかし、ブルドーザーに乗ると楽しいんです。

大木も思いっきり倒せるので、めちゃ気持ちいいのです。

『あれ?、なにをするってブルドーザーに乗っているの』状態。

 

健康になるという目的をもったとします。

それを達成するために毎朝2km歩くとか、塩分を控えめにするとか、早寝早起きするとか。

これ手段。

でも、いつの間にか毎日歩くのが楽しくなり、2km歩くはずが気が付いたら20kmのジョギング。

最後には体を壊しちゃったらダメでしょ。

 

例えば原発。

豊かな生活を得るために、電気を安く沢山作る。

豊かな生活が目的で、その手段の一つとして安い電気が欲しい。

ところが、その安い電気を作る原子力発電所が事故を起こし、住む人たちが故郷を追われ生活が破たんしていくって変でしょ。

発電所は手段、で、その手段に振り回されるなんてこりゃなんだという話です。

 

税収を増やす。

これが目的だとして、手段は消費税増税とか、景気を良くするとか。いくつもあります。

でも、いつの間にか消費税を上げることが目的になっています。

その手段である消費税を上げ税収が減ってしまっては、目的を見失い手段が先行していることになります。

せっかく景気が良くなり始めたのに、いま景気が悪いのは消費税を上げたからでしょ。

それなら、衆議院解散の大義は消費税増税の先延ばしではなく、消費税を元に戻すかどうか、下げるかどうか。

 

そんなことで中小企業は息切れ寸前。

いまゼイゼイしています。[^^;;