アメリカ映画などで弁護士が登場する裁判の場面に、必ず陪審員が出てきます。陪審員を主役にした映画もありますが、映画から米国の陪審員を憧れの目で見ていたことは認めます。
しかし、実際それに近い物、つまり裁判員制度を日本でも取り入れるとなると、映画の話ではなくなるので、現実問題として考えなければなりません。
裁判員制度の大義名分として国民の参加意識が語られていますが納得できません。
私たちは法の素人ですよ。
複雑になっている世の中で、法律も難しくなっていますよね。だからこそプロの人たちに任せたいのです、それを素人を入れなければ決められないとはどういうことでしょう。
疑問が二つ。
裁判には法律のプロが参加運営しています。弁護士、検事、裁判官、等々。
あなた達にプロの仕事を期待していたのに、素人を入れないと判断できないとは、これは仕事の放棄ですよ。プロとしての誇りはないのですか。
もう一つ。
一般の市民たる我々は、日々まじめに仕事をしています。それぞれ自分の仕事に一生懸命なのです。その道のプロを自認しています。
私たちは、何か悪いことをしたのでしょうか。なぜ罰を与えようとするのでしょうか。
裁判員制度の施行は、平成16年に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」で成立していますので、公布はそれから5年以内。それまであと2年。
関連記事→赤紙がきます。
詳しくはここ→裁判員制度ホームページ
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平成16年5月21日「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が,成立しました。
公布の日(平成16年5月28日)から5年以内に裁判員制度が実施される予定です。
裁判員制度とは,国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい,被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度です。
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