中国上海福喜食品の使用期限切れの鶏肉問題

肉関係の問題が起きたら、コメントしないわけにはいきません。[^^;;

 

上海企業の使用期限切れの問題が流れています。

ニュースの中で、拾い上げた肉を再投入する所や、検査の際は期限の切れた肉は隠し、検査が終わってから再度投入する場面など流されています。

こんなのを見ると、ほとんどの人が「また中国企業か」「中国は信用できない」などの印象を抱きます。

しかし、『本当に中国だけが悪いの?』、というのが私の意見です。

 

理由のひとつ目。

仕入れする会社選択を、その会社が信用できるかどうかではなく安い価格で供給できるかどうかで決めるからこうなるのです。

使用期限がどのように決められていても、仕入れされてからではほとんど分からないでしょう。

そこで、信用できないから「事前に検査に行く」と。

でも、その対応は何とでもなるものです。

現に伊藤忠商事やファミリーマートでは、上海福喜食品と取引を始める前、昨年7月以後数回現地調査をしているとあります。

つまり、ニュースでもある通り、いくら検査に行っても相手はどうやっても対応するわけで、悪意を持った者にはそのやり方は通じません。

マクドナルドやファミリーマートは、仕入れ業者の選択方法を誤っています。

 

二つ目の理由。

最後は、私たち消費者が、安いものしか求めないという姿勢を改めない限り、このような問題はこれからも起きます。

過去ミートホープのような国内の企業からも出ているではありませんか。

安いものを求める人がいる限り、供給する側は他社より1円でも安く提供しようと考えます。

安いものを作るのには限界があり、その限界を超えて安い物を要求すると、それに応えることのできる企業は法の陰に隠れて解決しているはずです。

 

もちろん問題を起こした供給企業は論外ですが、消費する日本国民がそれを起こさせているとも考えられるのです。

 

でも悲しいかな、誰だって安いほうが良いですよね~。[^^;;