2006年11月30日に、『ばんえい競馬の運営者はラスベガスから』を書きましたが、帯広だけが残りそうです。
ソフトバンクの100%子会社・ソフトバンク・プレイヤーズが来春から運営するんですね。
しかし、新聞によると赤字なら再来年は解らないとのこと。
これは当然。
でもインターネットで馬券を売るだけで、ばんえい競馬を継続させるのは難しいでしょうね。
なぜなら所詮博打です。しかも、存続の運動は関係者やファンだけに限られています。
これを残すには、農民文化の部分を先頭に押したて、家畜と人間の距離を近づけ、ばんえい競馬の力強さなど馬の魅力をもっと知ってもらうことが大切です。
サラブレッドのように足が早いだけが魅力ではないのです。
ばんえい競馬は、鉄製のそりを200m引く馬の力強さが最大の魅力です。土と格闘する馬の筋肉の躍動感が最大の特徴です。
そこで、提案ですが、
鉄製のそりを引くのですから、競馬のように遠くから見ていては魅力が伝わってこないでしょう。
正確な言葉は解りませんが、そりを引く馬と観客との距離を、手を伸ばせば届くくらいの1mまで近づけ、しかも目線は馬の足元に有るとよりいっそう良いでしょう。
もっと良いのは、馬が走るレーンとレーンの間に人が入れるようにして、そこから観戦するのです。水族館の逆バージョンを考えてもらえれば解りやすいでしょうか。
そうすると、スタートした馬が観戦する自分の両脇を土煙を上げながら通り抜けるのですから、これはジもうェットコースターなんか目じゃないほどの興奮ではないでしょうか。
ばんえい競馬は、馬券を買う対象から入場券を買ってばんばを体感する、こんな人を増やさなくちゃ残りません。