病気するのも悪くない、かも

おはようございます。

 

突然ですが

重病で過去3年ほど病院へ出たり入ったりしていました

当時は38歳

 

病名は急性膵臓壊死だそうです

どのくらい重病かというと

思い出したくないほど [^^;;

もう一つ

私が入院してから1ケ月の間に

同じような膵臓の病気で入院してきた人が

私より上の60代の人が一人(50代かも)

私より若い30歳の人が一人

お二人とも亡くなったと聞きました

 

当時仕事が面白く

全力で毎日を過ごしていたので

入院には焦りまくりでした

 

その時母に言われた三つの言葉を今でも覚えています

 

「政海、焦るんじゃないよ。病気で死ぬことは無いから。死ぬのは運命だよ」

母は当時その病院の看護師でしたが

そう聞いても『じゃ、いまが運命のときかも』と強く思ったものです

 

それに「病気は薄皮をはぐように、少しずつ治るから」

この言葉は母が自分の母親から聞いた話だと言っていました

つまり私の祖母

この言葉を借りると

病気は一気に悪くなり

良くなる時は薄皮をはぐように少しずつ良くなる、ですね

実際長期に入院していて

ある日「あれ?良くなるかも」と思った日が有りました

そこから本当に薄皮をはぐように上向いていきましたね

じれったかったけれど [^^;;

 

最後にこれは何十年も過ぎた今だから理解できる話です

「病気になって良かったんだよ。なぜなら一病息災と言って、

病気を一つくらい持っているほうが体を大事にするので

結果的には長生きするんだよ」とも

これを痛みで苦しんでいる枕元で話されても

何を言っているんだと腹が立つばかりでした

つまりこの言葉の理解には

時間が必要だったのでしょうね

 

あと、

学んだこともあります

治療するのはお医師さん

身の回りで看護するのは看護師さん

心配と励ましは家族

友人は心配をしてくれている

 

じゃ、自分は何をしているのかなと考えたのですが

すべてを任せて耐えることしかないとの結論です

 

結果今の生活が有るわけで

あんなこんなで

病気するのも悪くないかも [^^;;