死ぬって想定外?

突然ですが、想定外なことが起きました。

友人が亡くなったのです。

驚きました。

本当に想定外だったのですが、でも人の死って全員に与えられるわけですから、ある意味想定できること?。

想定外で思い出しました。

ことし流行語大賞間違いないこの言葉を使った電力会社さん、また某国の政府さん、本当に想定外の使い方として妥当だったのかと私は思うのです。

だって、人が亡くなることさえも想定内ですよ。

この場合、正確には『想定外』ではなく、『思考が貧弱で想定できませんでした』または、『想定する意思がありませんでした』と、このように応えるのが正しいのではありませんか。

さて、冒頭の話ですが、人が亡くなるというのは大変なことで、私の今までの人生で、何が辛いかと言うと、やはり身近な人が亡くなることです。

実は友人は、私より二つ年上で団塊の世代です。

もう30年を超えるお付き合いでしょうか。

私は20数年前に入院していたことがあります。

そのさい、彼はアキレス腱の手術で入院してきました。

お互い暇な入院生活ですから、私は囲碁を教えてもらいました。

彼は僧侶だったのですが、趣味が多彩で囲碁はもちろんカラオケとか手品とか、実に魅力的な人でしたね。

あっ、あと酒とゴルフも。

人が亡くなるって間違いのないことですよね。

どんなに健康でも、若くても、美男子で女性にもてても、ブ男でも、総ての人は間違いなく死ぬのです。

ただ、その時期が不明なだけ。

つまり、人が亡くなるのを想定外とは言いません。

想定しなかっただけですよね。

だって、死ぬことなんて考えたくないですから。

彼の話は一昨日のことでしたが、実は昨日も高校時代の友人のご母堂の葬儀がありました。

二日も続けて通夜があると、いやでもこの現実に目を向けなければなりません。

そこで今日の私自身への教訓。

これからは、どう死ぬかではなく残された人生をどう生きるか、真剣に考えよう、・・・と思いました。

でもそのあと、いやでも死を考えなければならない時期がきます。

数年で。[^^;;