母乳も大丈夫でなかった

私が『母乳は大丈夫?』と書いたのは、3月21日。

当時は、牛乳が放射性物質で汚染されていたことからの連想でした。

それがなんと、やっぱり母乳も汚染されていたのです。

====ここから日テレNEWS24 
茨城などの女性の母乳から微量の放射性物質

 先月、茨城県と千葉県の女性の母乳から微量の放射性物質が検出されたと、市民団体が21日、記者会見で発表した。一方、厚労省は、母乳の安全性に問題はないとして、冷静な対応を呼びかけている。

 これは、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が、福島県や茨城県などの9人の母乳を独自に調査したもの。このうち、千葉・柏市の女性が先月29日と30日に採取した母乳からは、一キログラム当たり36.3ベクレルの放射性ヨウ素が検出され、その後、今月4日には14.8ベクレルに低下したという。

 茨城・守谷市の女性の母乳では、先月23日と24日の時点で、放射性ヨウ素が一キログラム当たり31.8ベクレル検出され、先月30日には8.5ベクレルに下がった。

 茨城・つくば市の女性2人の母乳では、先月、それぞれ一キログラム当たり8.7ベクレルと6.4ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、宮城県、福島県、茨城県の女性計4人では検出されていない。

 この市民団体は「政府は、水道水や野菜から規制値を超える放射性物質が検出された時点で、すぐに母乳の調査をすべきだった」と指摘した。

 一方、厚労省は「母乳に含まれる放射性物質の規制値はないが、乳児用の水道水を参考にした場合、今回の数値は一キログラム当たり100ベクレルという規制値の半分以下で、母乳の安全性に問題はない」と説明している。

 また、枝野官房長官は21日の会見で、「今回出た数値は問題ないと専門家も言っている。安心して普段通りの生活を」と述べた上で、念のため、政府としても一定の調査を行うよう厚労省に指示したことを明らかにした。

 母乳から放射性物質が検出されたことについて、放射線医療が専門の東大病院・中川恵一准教授は「今回検出された放射性ヨウ素の量は、水道水で乳児に飲ませてよいと決められた放射性物質の上限、一キログラム当たり100ベクレルより低い値なので、心配はない」と話している。

<以下略>

====ここまで記事から

この記事を読んで思ったこと。

1.政府、厚生労働省は相変わらず、このくらいなら安全だと繰り返しています。

  この安全だという言葉は、差し当たり今の話ですよね。

  母乳を飲んだ赤ちゃんが大人になり子供を生んだ時、またその子が大人になったその次、と、永遠に保障できるのでしょうか。

2.そしてこの赤ちゃんが、自分の子供、また孫でも同じことを言うのでしょうか。

  だとしたら、政治家には赤ちゃんは居ないかな、でも厚生労働省の役人さんは若い人もいますよね。じゃ赤ちゃんがいるはずですから、自分の赤ちゃんに飲ませてから、安全だと言って下さい。

3.このことを発表したのは、市民団体です。

  これって、本来政府が真っ先に検査して、発表しなければならなかったのではありませんか。

4.このニュースによって、国は個人を守らないのだと、はっきりしました。

  したがって、自分の身は自分で守る。家族の命は両親が守る。もうこれしかありません。

大人は安全かどうか自分で判断できますが、赤ちゃんはお母さんを信じておっぱいを飲んでいます。

お母さん、政府を信じちゃ赤ちゃんを裏切ってしまいますよ。

それにしても、腹が立ちます。

そんな大人に、そしてそんな政府を選んだ自分に。

皆さん、こんなことになっても、まだ、原発は必要だと言うのですか。