みどりちゃんの話し

昔々『黒牛』と書いて

クロベコという焼肉店を経営していました

いまの『煉屋』とは別の店です

 

そこで働いていた当時25歳くらいの女性で

山田みどり(仮名)さんという方がいて

日常みどりちゃんと呼んでいたわけです

もちろん仕事上の付き合いしかありません

わざわざこんなふうに書いたら怪しまれるかな [^^;;

 

なぜ下の名前に『ちゃん』をつけて読んでいたかですが

人間関係を近くしたら仕事をしやすくなるだろうとの考えです

スタッフ数人の店でしたから

いま考えたら名前の呼び方だけで

仕事のしやすさにつながるとはなりませんが

当時はそう思って『・・・ちゃん』としていたのです

 

しかしこれじゃ注意をするときやり難いのです

そこである時から

山田さんと苗字に『さん』を付けて呼ぶようにしました

そのとき山田みどりさんに「なぜ急に呼び方を変えたのですか」と質問されました

そりゃ驚きますよね突然ですから

「女性の社員全員をさん付けに替えたので、特に理由があるわけではありません」

替えなければならないほどの理由でもなかったのです

納得していませんでしたね

 

その山田さん、

結婚して田中みどりさんになったのです

これは普通にありますからそのまま『田中さん』と呼んでいました

 

ところがその田中さん離婚しちゃいまして

山田さんに戻ったのです

 

その時思ったのです

みどりちゃんのままの方が良かったんじゃないかと [^^;;