娘が一歳を過ぎたころの話しです
よちよち歩きをしながらストーブの煙突に触ろうとしました
そんなとき皆さんはどうしますか
これが今日のブログのテーマです
これは妻の実家での話しですが
祖父母は
「あっ、危ない、これはあっちちだよ」と
娘の手を払いのけようとしました
ほとんどの人は同じ反応でしょうね
しかし、その時私は
「構わないから、そのまま触らせてください」と
娘はよちよち歩きでおそるおそる触りました
泣いたかどうかは覚えていませんが
手を引っ込めました
もちろん大やけどをするようなら止めますが
その時は触らせた方が良いとの判断です
煙突は、
そしてストーブは熱いと
覚えるだろうとの考えからです
もちろんそのあと二度と触ろうとすることはありませんでした
これが私の子供の育て方です
大きな怪我をしない限りなんでも体験させるのです
子どもは小さな失敗を繰り返して育つ
これが基本
実はこれは社員の教育でも同じにしています
会社が倒産するような失敗をしない限り
まずはやらせてみるのです
損をすると分かっていてもです
ず~~っとこのようにしています
少々の損失は覚悟して経験させるのです
先ほどの大やけどと同じで
会社を倒産させるような場合は別ですが
一昨年の話ですが
無料で求人をしますという電話案内
少し冷静に考えたら無料で求人などできるわけがないと思う所ですが
ただほど高いものは無い
結末はその典型となりました
『無料なら』と乗った社員に
送られてきた案内には見えないほどの小さな文字で
無料期間は1ケ月間だけと書かれていたと後で報告を受けました
その損失は数十万円
これで
この社員は二度とこのような失敗はしないでしょうね
社員は入社した時よちよち歩きで仕事をしています
そんな人に
損すると分かってもさせてみる
これを仕事を教える基本としています
ほとんどの人は沢山失敗します
失敗の中から学んでいくので
ですから小さな失敗は大歓迎なのです
これに対して経営者の失敗は大きいですよ
その判断、倒産に至るかもと [^^;;