札幌の北にある当別町で、アイガモ農法で米を作っている人がいます。
北海道で、アイガモ農法で米を作っている人は何人いるのでしょうか。今日話を聞いた所から判断すると、いまアイガモ農法が危機に面しているようです。
アイガモ農法とは、アイガモの持つ能力を最大限に使って米作りをする方法ですが、危機の理由は昨年からの鳥インフルエンザです。
鳥インフルエンザにかかると、近隣の養鶏業者は総て仕事を止めなければなりません。
アイガモで米を作っている人達は、自分の飼うカモから鳥インフルエンザが出て、関係者に迷惑がかかったら困るから、もしかしたらアイガモ農法を止めなければならないと言うのです。
フランスでフォアグラを作る業者は、鳥インフルエンザの脅威から本来屋外にいるガチョウを建物の中で飼わなければならないと、いま右往左往しています。
フォアグラ用のガチョウは舎内に移せるので、何とかなるとしても、アイガモ農法の鴨を舎内に入れてしまっては用をなしません。
鴨はやさしい鳥ですが、飼い主もやさしいんですね~。