現在飼育している綿羊の総数は約500頭。
2006年から開始したんですから、もう3年も経つんですね。
さて、昨日士別のファームレストランμ(ミュー)でサフォークの刺身を食べたんですが、あることを思い出しました。
あれは、赤平市で全国最年少市長が誕生した次の年ですから、昭和51年(1976年)、いまから33年も前の話です。
我が家は養鶏で生計をたてていたんですが、前の年からサフォークの飼育も始めていたのです。
サフォークは共和町のNさんと二人で、士別まで行き購入したんですが、最盛期には50頭ほどになっていたでしょうか。
当時の私はサフォークで街造りをするんだと、ずいぶん気合が入っていたものです。
で、生まれた子羊が育ちちょうどラム肉となった頃、その最年少市長を呼んで試食会を開いたのです。
試食会は焼肉がメインでしたが、そのときミルクラムというものを知ったのです。
ミルクラムは刺身で食べました。
結果『世の中に、こんなに美味しいものがあるんだ』と、感動したものです。
でも、1頭も売れませんでした。
赤平の肉屋さんに、「おまえなぁ~、外国からめん羊1頭5,000円で買えるんだぞ。それを、だれが20,000もするお前の綿羊なんか買うんだ」と。
結論を書くと、この街造り計画、自己満足で終わってしまいましたが、あの味だけは私の頭の中に残っていたのです。
ファームレストランμ(ミュー)
サフォーク刺(50g) 750円
メニューにこの名前を見つけたとき、速攻注文。
一口、このサフォーク刺を食べたとき、当時の光景をありありと思い出したのです。
その記憶がいまのサフォーク牧場へと繋がっていたんですね~。