遺品整理

父が亡くなってから3年経ちました

日々記憶が薄れていきますね

これが普通だとは思いますが

ちと寂しい気もします

 

でも、よかったことも

 

実は無くなった当初

遺品の整理ができませんでした

兄弟4人なので

「この中から好きなものを持って行っていいよ」と

自分より先に

しかし、衣装ケース1個分減ったのと

写真と

父の描いた絵と

そのくらいです

で、整理しようと手を付けました

部屋に入り捨てようと手を付けましたが

最初の半年は

あれもこれも

・・・・・捨てられないと

そのまま

 

こんどこそ捨てようと

それから一年経ったときも

ほとんど捨てられませんでした

 

破れたズボンでも平気で履く人でした

下着が古くなり黄ばんでもそのまま着ていました

長靴の片方に穴が開いたら

別な靴の片側良いものと合せて履くような人です

必要なものはもちろん

不要なものでも捨てません

若いころは外食へも行ったことは在りませんでしたね

 

そんな生活をしていた人でも

捨てようとタンスを開けると

袖も通していないような背広が数着ありました

下駄箱を開けると五足

下着類は衣装ケースに五個

衣類は6畳間一杯ほどあります

趣味の本が数百冊

川柳と書道と絵が趣味でした

 

結婚してから70年

現在地に住まいしていました

一度新築した時に引っ越し、

ではなく100m移動したのみです

ですから物は有って当たり前なのですが

 

でも、お金はけっこう使っていましたね

分家したので

お墓に数百万

私はお陰様でお墓にお金をかける必要は在りません

菩提寺に数百万円寄付

これは知らなかったけれど

自分の趣味の茶室にこれまた数百万円

実はこの処分に困っているのです

なぜなら解体撤去に300万円ほどかかりそうなので

なんと建物は資産ではなく負債なんですね

 

ということで、

それからもう一年

記憶が薄れてきたので

やっと捨てることができるようになりました

と言っても捨てたのは衣装ケース三個ほど [^^;;