カメラ目線のサフォーク

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カメラ目線の、なかなかに美形の輸入したサフォーク。とは言っても、美人ならぬ美羊と、そう思うのは私だけでしょうか。

輸入サフォークは、今日で4日連続の駆虫剤投与です。

めん羊はけっこう丈夫な家畜ですが、その中で管理上一番重要な仕事は駆虫です。

で、その駆虫はどうやるかと言うと、なんと1頭ずつ捕まえて、針の付かない注射器で、口から入れてやるのです。

もちろんそこはめん羊。喜んで飲むわけではありません。「そんな物、飲むのごめんだ羊」と大騒ぎです。

一人で駆虫するのですが、56頭全部飲ませるのに、初日は3時間。2日目は1時間半。今日は40分くらい。

上手になったなと思った頃は、終わりです。

実はオーストラリアから輸入した今回のサフォークも、今回駆虫した虫が原因で3頭死にました。

1頭25万位になるめん羊、3頭で75万円。

幾ら保険を掛けて有るとは言っても、輸入して本来の役目を果たさず死ぬんですから、サフォークも無念だったことでしょう。
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給料の面談でした大きな2回目の失敗

またやってしまいました。

55歳になる社員です。飲食部門の料理担当ですが、勤め始めて8年になるでしょうか。いまの味を決めたのは彼で、そのときからいままで、そしてこれからも重要な仕事をしてもらいます。

で、今年の給料の提案は、給料を昨年と同額で、今年は通勤費をプラスすることにしました。

「今年は給料は同じで、通勤日をプラスします」と話しました。

ところが、なんと給料の金額を間違え、少なく提案してしまったのです。

後から聞いた話では、提案したそのとき彼は気が付いたようですが、結局何も言わずに「頑張ります」とその場を後にしました。

面談のときに「ほかになにかありますか」と聞いて、その場で思ったことを全部述べることの出来る人は一人もいないようです。

そのことを知った上で、面談に相対していますが、私の恐れはそれでも間違えてしまうことです。

社長としての仕事の中で、ミスの許されない第一番目が給料のミスなのに。
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30,000円の支払いを失念

今日で社員全員の面談は終了。面談は給料中心です。

給料は間違わないよう十分注意しているつもりです。特に採用時に交わした約束は破らないようにしています。

しかし、今日の面談でとんでもない間違いを指摘されました。

実は、その社員とは採用時に特別な手当として30,000円支給する約束をしていたのです。それが10月のこと。ですから、まる4ヶ月そのことを失念していたのです。

もし言われなければ、永久に忘れていたかもしれません。

面談時のはなしですが、言いにくそうに「実は、採用時に30,000円を別に支払うと約束したはずですが、まだ頂いておりません」と。

その約束はすぐ思い出しましたが、しかし話を切りだされたさいは、支払いの指示だけはしていたと思ったのですが、調べると間違いなく私が失念していました。

その社員には、本当に申し訳なくこころからお詫びをしました。

もちろん失念したことを申し訳ないとは思うのですが、今回の失敗は、それよりもっと重要なことをしでかしてしまったのです。

ことは、給料の話しです。お金の話です。

社員は、きっと言いづらかったに違いありません。その言いづらいことを言わせてしまったこと。これが重要な問題なんです。

なんとも弁解の余地はありません。
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腰掛小用

もう2月。

1月行く、2月逃げる、3月去る。3月までにこの言葉を何回思い出すことか。

だいぶ前になりますが、腕時計の長針をじっと見続けて、長針の動きを確認したことがあります。

時間の進行って、けっこう遅いものですが、年を取るとこれがやたらと早くなりますね。一晩寝ると確実に老いを自覚させられます。

最近も老いを知らされた事件が有りました。

実は、夜中に数回目を覚ましトイレへ行くのですが、気が付いたら、なんと全部腰掛けて小用を済ませているではありませんか。

考えたのですが、いつからこうしているか解りません。

でも、なぜそうするかは解ります。

たぶん二本足で立つ体力が無くなっているのでしょうね。それが腰掛小用をさせているのです。つまり認めたくは有りませんが老いているのです。

昨晩は『はっ』と気が付いたのですが『まっ、いいか』と。あっさりあきらめるこの早さも老いの証拠かな。
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リストラと首切り

リストラって便利な言葉です。

首切りもリストラも同じ解雇のことですが、リストラの響きには横文字独特のスマートさが感じられます。

私だけでしょうか。

そのせいか、面接に来る人の中には、リストラされたにもかかわらず「はい、リストラされました」と、どうどうと答える人もいます。

このあっけらかんさには、良いのか悪いのか、解りませんが、驚かされます。

しかし、企業によってはこの言葉を便利使っているところもあるようで、これには怒りを感じますね。

人を解雇するのは、その人の人生を左右するほどの大事件のはずで、いくらスマートな言葉と言えども、簡単に認めるわけにはいきません。

切羽詰った理由であっても、その言葉を使うなら、経営者には己も責任をとれと言いたいですね。

零細企業の場合は、責任を取ろうにも、経営者が退陣すると企業はひっくり返る場合もありますが、やはり自分自身の首も切らなければなりません。

大企業がリストラをするなら、取締役以上は全員退陣するべきです。

なぜなら、リストラしなければならないほど追い詰められた原因のほとんどは経営者に有るからです。
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