ポルドーセットって、なに?

茶路めん羊牧場さんを訪問。

オーナー氏とは昨年の10月にオーストラリアへめん羊の輸入に一緒に行きました。

そのさいに輸入したのがこの白いめん羊のポルドーセット種。我社のめん羊サフォーク種は顔が真っ黒です。

現在オーストラリアでは、良い羊毛を取るため、白いめん羊が増えているとの事。

茶路めん羊牧場ポルドーセット.jpg
はい、これがポルドーセット種のめん羊。

今頃の北海道は、今年は暖冬と言っても寒い日はマイナス10度にはなります。

一応綿羊は屋根のある小屋に入っていますが、ごらんのように小屋の中と室外とは繋がり、温度は同じ。

写真は、先日土曜日に訪問した時の絵ですが、この雪の中でも平気で飛び回っています。

ん・・・でも、雪景色に白い綿羊は似合いますね~。

綿羊は寒さに強いですよ。なぜなら綿羊はウールのコートを着ているので、マイナス温度の真冬でも平気なんですね。
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羊を飼育するレストラン

もう一つ、昨日の夕食も仔羊料理でした。

ヨークシャーファームは、北海道新得町で、羊の飼育もしています。

こんな形態のレストランをファームレストランと言うのでしょうか。しかし、羊を飼育しているレストランは、日本中でもそうは無いはずです。

ヨークシャーファーム仔羊肉のステーキ和風ソース1500円.jpg
北海道新得町 ヨークシャーファーム 仔羊肉のステーキ和風ソース 1500円

骨の付いているほうが、仔羊のロースでもう一つはたぶんモモ肉。

ヨーロッパで仔羊を食べた時、『これ本当に仔羊』と、言うくらいのにおいがしました、しかし、ここのは羊特有のいやな臭いは、まるでしませんね。

美味しくいただけました。
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羊が1匹、羊が2匹・・・・羊がいっぱい

ひつじ尽くしの一日。

朝7時に自宅を出て、今しがた夜の8時に帰宅。距離560km。走行時間だけみても10時間。北海道は広いですね~。

昼ごはんは、白糠のレストラン『はまなす』で『ラム肉と鹿肉のミルフィーユ』。

午後から、茶路めん羊牧場で仔羊数百匹と面談。

夜はヨークシャーファームで、ラムステーキ。

茶路めん羊牧場.jpg

長距離を走ると、目が冴えて眠れなくなりますが、今日はすぐ眠れますよ。

『ひつじが1匹、ひつじが2匹、ラム肉と鹿肉のミルフィーユ1個、写真のひつじが1・2・3・4・・、ラムステーキがひとつ、zzzz…,,,
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カメラ目線のサフォーク

カメラ目線のサフォーク.jpg

カメラ目線の、なかなかに美形の輸入したサフォーク。とは言っても、美人ならぬ美羊と、そう思うのは私だけでしょうか。

輸入サフォークは、今日で4日連続の駆虫剤投与です。

めん羊はけっこう丈夫な家畜ですが、その中で管理上一番重要な仕事は駆虫です。

で、その駆虫はどうやるかと言うと、なんと1頭ずつ捕まえて、針の付かない注射器で、口から入れてやるのです。

もちろんそこはめん羊。喜んで飲むわけではありません。「そんな物、飲むのごめんだ羊」と大騒ぎです。

一人で駆虫するのですが、56頭全部飲ませるのに、初日は3時間。2日目は1時間半。今日は40分くらい。

上手になったなと思った頃は、終わりです。

実はオーストラリアから輸入した今回のサフォークも、今回駆虫した虫が原因で3頭死にました。

1頭25万位になるめん羊、3頭で75万円。

幾ら保険を掛けて有るとは言っても、輸入して本来の役目を果たさず死ぬんですから、サフォークも無念だったことでしょう。
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あどけなさの残るサフォークの運命は、

あどけなさが残るサフォーク.jpg

輸入サフォーク今の状態

輸入したサフォークは、暖かい部屋へ引越ししてからは餌をよく食べます。見に行く度大きくなっているように感じます。

でも、顔にはまだまだあどけなさが残りますね。

ブログを読んでいる皆さん、心配しないでください。写真のサフォークは肉にしません。

このサフォークを母親にして子を取り、またそれを母親にしてまたまた子を取る。あと3年くらいは数を増やすことを主とします。

北海道サフォーク牧場、計画は500頭のめん羊牧場です。

まだまだ、先は長いなぁ~。
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サフォークの健康調査

家畜保険所の調査.jpg家畜保険所の調査

輸入したサフォークは56頭。今年の5月まで、一定期間家畜保険所の調査対象となります。

今日の調査は56頭すべての糞便を培養する為、それを採取するものです。

現場では糞を1頭ずつ個別に採取し、ナンバーを付けて保管します。

通常うんこなんてしたいときにするもので、どうなるだろうと考えていたら、そこはプロ、1時間掛けないで全頭の採取を無事終えました。

中には糞の出ないサフォークもいて、指でほじくり出すのですが、めん羊は案外平気なんですね。

でも、これがけっこうきつい仕事で、家畜保険所の職員には頭が下がりますね。

私は、人間の便は汚いと思うけれど、家畜の糞は素手でも触れることが出来ます。汚いと思わないんですよ。
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サフォークは結局59頭輸入

2006.1223雪の中のサフォーク.jpg

「いやぁ~~、遠いところからよく元気で来たね~」。待ちに待っためん羊のサフォーク種59頭本日入荷。

言ってしまえばそれだけのことですが、今年1年掛けて準備していた北海道サフォーク牧場の、今日は総仕上げともいえる日です。

知りませんでししたが、家畜の輸入は大変ですね~。

まずオールトラリア国内で、血液検査など十分検査上で検疫所へ。オーストラリアからは72頭の輸入予定でしたが、オーストラリアの動物検疫所でオデキ程度の病気が出たと10頭輸出できないことになりました。

で、日本国内の動物検疫所で、ヨーネ(家畜の病気)擬似感染で3頭廃棄処分。

病気ではなく病気みたいだからと言うことで廃棄になったんです。

それで72頭の予定でしたが、結局は59頭が農場へ到着したのです。

損もしましたが、これほどきちんとした監理なら逆に安心でもあります。

昨日の午前中成田の動物検疫所を10t車に乗って一路北海道へ。フェリーで苫小牧に7時頃着いたのかな。その後農場までドライブ。農場へは午前9時ちょうど着きました。

この羊を元気に育て、親となったサフォークから繁殖用のめん羊を生産するのです。また、肉用のサフォークも生産します。

車から下ろした羊はちょっと可愛そうでした。なぜなら、今日は暖かいとは言え、気温はマイナス2度。オーストラリアはいま真夏ですから、このギャップはひどい。

ところで、今日は羊を見てもらうために獣医さんに来ていただきましたが、獣医さんって優しいですね。

診察しためん羊を「この子は動きが悪いね」とか、「この子は元気がないね」など、すべてのサフォークを自分の子供か彼女のような呼び方をしていました。

「大丈夫、いまは疲れていますが、うちの子は全部元気に育ちますよ~」
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オーストラリアからサフォーク到着

12月6日 7時30分

輸入サフォーク成田検疫所にて.JPG

今春以来オーストラリアから輸入する準備を進めていましたが、サフォーク種のめん羊が、12月6日の朝、無事に成田の動物検疫所に入りました。

初めてのことなので、立ち会いましたが、実に厳重ですね。驚きました。でも、安心しもしました。

成田空港は国際空港ですから敷地内に入るのも大変ですが、動物検疫に至ってはもの凄く厳重です。

検疫中の動物が入った建物がいくつも並んでいますが、もちろんその側にさえ近寄ることは出来ません。

弊社のサフォークといえども、遠目に眺め写真を撮るだけで、手で触れることなどもちろん出来ないのです。

降ろされたサフォークは、ここ成田の動物検疫所で、2週間厳重な監理の下、オーストラリアで出る時も病気の検査は成されていますが、国内でさらに病気の検査・監視をおこないます。

余談ですが、オーストラリアやニュージーランドは動物検疫に関して、世界でもっとも厳しいといわれており、怪我やオデキ程度のものでも出ていれば輸出させません。

今回輸入されたサフォーク種は、雌56頭、雄6頭。

実はサフォーク綿羊の病気に関しての検査・監視は、成田だけで終わりではありません、12月中ごろサフォークは弊社に入りますが、それからも3ヶ月間北海道の家畜衛生保険所が監視します。

国がここまでキチンとしているとは見直しました。

私たちはこのめん羊を初代として、仔羊を生ませ増やし北海道サフォーク牧場を造っていくのです。
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ラム肉にワイン。めん羊にワインの絞り粕。

小樽 北海道ワイン工場.jpg
小樽 北海道ワイン

11月9日に、いすゞの2tダンプを運転して2時間ほど、北海道ワインさんを訪問。

要件はワインの絞り粕の受け取り。ワインの絞り粕はめん羊サフォークの飼料とするためです。

ラム肉にワイン。めん羊にワインの絞り粕。なんか合うような気がしませんか。

詳しくは、北海道ワインをご覧ください。
本社所在地:北海道小樽市朝里川温泉1丁目130番地
TEL:0134-34-2181
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家畜と人間が食料を奪い合う

今日は頭が痛い。

別に頭の痛い仕事があるという意味ではなく、文字通り昨日飲んだワインのおかげで頭が痛いのです。

北海道ワインの貴腐ワインをグラスに8分目も飲みました。私にとってはとんでもない量だったのです。

昨日は北海道ワインさんを訪問。製造部長様と社長様にお会いしました。

要件は北海道ワインでワインを作る際に出る、ワインの絞り粕をめん羊の飼料に出来るかどうかの打診。

さっそく、今朝めん羊に食べさせましたが、けっこう悦んで食べていました。

でも、種が邪魔になるのでしょうか、食べる姿は人の笑う顔に似て実にコミカルでしたね。こちらもつられて笑っちゃいました。

ワインの絞り粕の飼料化は、ワインに含まれるポリフェノールを利用しようとしてのものです。

ワインにポリフェノールが含まれていることは、周知の事実ですが、ワインの絞り粕にもそれが大量に残っていると判断しての事ですが、どうなるでしょう。

現在ワインの絞り粕は、ワイン畑の堆肥となっているようで、これはこれで役立っていますが、家畜の飼料とすることが可能であれば、違った意味での利用価値が出ます。

家畜と人間が同じ物を食べるのでは食糧不足の世界情勢の中で食べ物をめぐって競合しますが、人間の食料残渣を家畜の飼料として再利用することできればこれほど良いことはありません。

まず、環境に優しい畜産の実施と、これに伴い家畜の生産コストも下がり、また、めん羊も健康に育ち肉質も良くなるという、一石二鳥どころか三つも四つも利点があるのです。

これに挑戦しようと思います。
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