サフォークは結局59頭輸入

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「いやぁ~~、遠いところからよく元気で来たね~」。待ちに待っためん羊のサフォーク種59頭本日入荷。

言ってしまえばそれだけのことですが、今年1年掛けて準備していた北海道サフォーク牧場の、今日は総仕上げともいえる日です。

知りませんでししたが、家畜の輸入は大変ですね~。

まずオールトラリア国内で、血液検査など十分検査上で検疫所へ。オーストラリアからは72頭の輸入予定でしたが、オーストラリアの動物検疫所でオデキ程度の病気が出たと10頭輸出できないことになりました。

で、日本国内の動物検疫所で、ヨーネ(家畜の病気)擬似感染で3頭廃棄処分。

病気ではなく病気みたいだからと言うことで廃棄になったんです。

それで72頭の予定でしたが、結局は59頭が農場へ到着したのです。

損もしましたが、これほどきちんとした監理なら逆に安心でもあります。

昨日の午前中成田の動物検疫所を10t車に乗って一路北海道へ。フェリーで苫小牧に7時頃着いたのかな。その後農場までドライブ。農場へは午前9時ちょうど着きました。

この羊を元気に育て、親となったサフォークから繁殖用のめん羊を生産するのです。また、肉用のサフォークも生産します。

車から下ろした羊はちょっと可愛そうでした。なぜなら、今日は暖かいとは言え、気温はマイナス2度。オーストラリアはいま真夏ですから、このギャップはひどい。

ところで、今日は羊を見てもらうために獣医さんに来ていただきましたが、獣医さんって優しいですね。

診察しためん羊を「この子は動きが悪いね」とか、「この子は元気がないね」など、すべてのサフォークを自分の子供か彼女のような呼び方をしていました。

「大丈夫、いまは疲れていますが、うちの子は全部元気に育ちますよ~」