ベビーラムを食べる

株式会社アイマトンを創業してから25年になります。

その式典でどうしても食べていただきたかったのが、これ『ベビーラム』。

写真を見てください。料理手前の皿の盛付もベビーラムですが、まだ哺乳中の子羊。肉が白っぽく、食べるとほんのりとミルクの香りがして美味しいものです。

ミルクラムを食べる.jpg

固体識別番号『AIM08-188』の雌で、今年の3月5日生れですから肉になるまで65日です。

生体重量が18.0kg、枝肉(肉と骨だけの形)重量が8.0kg。

今年のミルクラムの出荷は13頭。あと20頭ほどでミルクラムは終了です。

我社のミルクラムの定義は、生れてから40日未満で肉にするのですが、今回は自社の行事と言うこともあり、少し成長したベビーラムを使ってみましたが、期待に違わないできばえでした。

大いに満足。
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仕事をしていました

ブログを13日に書いてから、二日ほど間を空けましたが、仕事はちゃんとしていました。

けっしてブログを書けないほど、忙しかったわけではありませんが。

昨日は100k車を走らせ士別まで行き、道北めん羊協議会総会に出席。

一昨日は我社の創業25周年記念祝賀会。

ね、ちゃんと仕事をしていたでしょ。
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めん羊トレーサビリティシステム稼動

『北海道サフォーク牧場』から出荷されるめん羊の飼育状況をお客様にお知らせする手段として、『トレーサビリティシステム』を稼動しました。

詳しくは、⇒北海道サフォーク牧場 トレーサビリティシステム

システムは二つに分かれます。

一つは下記で、ここまでは全ての人へ公開しています。
販売予約
販売形態
出生後日数
出生状況
問合せ
種又は商標 固体識別耳標
出生証明又は登録No.
生年月日
出生時体重

もう一つは、外食業様向けで会員制。ここはかなり詳細に書かれてあります。
哺乳状況
母乳
離乳日
離乳時体重
飼育者
飼育地
離乳後飼料
販売者
飼育履歴
母親の名号及びNo
父親 名号及びNo

会員になると、販売の予約も出来るようになっています。
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面妖(めん羊)な一日

今日は羊尽くし。

昼食を士別で取りながら美深のめん羊牧場まで、我社のめん羊飼育者リスザル君(社内で使われる名称)と、野郎二人でドライブ。

せっかく羊柄のネクタイをしていったのに、誰も気が付きませんでしたが。

北海道産の羊のステーキ.jpg

美深までは200km。中ほどにサフォークの町士別市があります。

昼食は、士別市郊外の小高い山の上にある、『羊飼いの家』でとりました。

北海道産サフォークの焼肉。美味しかったです。

ところで、リンクを貼ろうとホームページを見ると、『本ホームページの著作権は原則として士別市に帰属します』と書かれてありました。

訴えられたらこまるので、リンクを止めました。
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2008年 初放牧

今年は草の伸びもよく、いつもより早い放牧です。

2008年初放牧.jpg

よほど青草を食べたかったんでしょうか、一目散で放牧地へ突進していきました。

サフォークが17頭、雑種が16頭の34頭。

雑種は種付終了済みです。これを季節外繁殖といいますが、出産は9月の予定。

【季節外繁殖】とは。
めん羊やヤギなどの草食動物は、通常日の短くなる秋に繁殖行動をしますが、それを人為的にその季節以外に交尾させて妊娠させることです。
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牧場の桜、じゃなく桜の中の牧場

桜が好きだと、、、あれ?前に書きましたか。

ですよね。

牧場の中の桜.jpg

この桜の木は、牧場予定地に勝手に映えていた(生えていた)もので、私は手を加えていません、あえて言えば、桜の木の周りの木を切ったことくらい。

言うなれば桜の木に合わせて牧場を造った、かな。

この場所にはあと10本ほど。

この季節、楽しみにしているんですが、年々花が良くなっていきますね~。

最初はぱらぱらとしか咲いていなかったんですよ。

私の夢は、牧場に桜が咲く、じゃなく桜の中に牧場がある、これが理想で、昨年は牧場に残した桜50本では足りなく、50本植樹しました。

これで100本。ことしは、30本かな。
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放牧場造り

綿羊を飼育し始めて今年で丸3年、もう少しで4年目に入ります。

一昨年ユンボとブルドーザーを購入しました。木を倒して地面を削りそこへ草の種を撒くためです。

これは放牧用の場所確保で、冬の餌となる乾草は購入しています。

もし、冬の餌も自分のところで作るとなると、持っている山を丸裸にして全部牧草を作っても、ぜんぜん足りません。

ですから、冬の餌は購入することに決めました。

さて、そんなことから開墾でも、山肌を全て削り取っているわけではないのです。

幾ら自分の土地だとは言っても、一定のルールはありますね。

まず、もと畑や田んぼだった所。そこは耕作をやめて30年から10年にはなるでしょうか。いつのまにか柳の木や白樺が沢山生えていました。それを倒して牧草地にしています。

肥料分は残っているのでしょうね、ここにはよい草が生えます。

また、以前建っていた鶏舎や豚舎跡は建物を撤去してあり、ここにも草の種をまきます。

整理したとはいっても、建物の小さな残骸が時々顔を出すので、そのつど片付けなければならず苦労しています。

また、山林も放牧地にします。

山林とは言っても10年ほど前に一度切っているので、太い木はないのですが、それを伐採します。

しかし、北海道サフォーク牧場は、『木々の間に羊放牧』を理想としているので、山林の開墾は基本的に木を切らないでやりたいのです。

林間放牧かな。

そうは言っても、フェンスを張る場所や管理用道路など最低限必要な場所を確保する為には木は切らなければなりません。

その最低限の木を倒すのも結構つらいものがありますね、木々もやっぱり命ですから。
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めん羊牧場2008年分の造成工事

年明早々の1月から、ず~っと雪解けが待ち遠しくて待ち遠しくて、いつもより早い雪解けなのに、やけに遅く感じました。

ということで、今日から本年度の北海道サフォーク牧場造成工事開始。

2008年めん羊牧場造成.jpg

写真は、牧場を囲うネットフェンス取り付け用の木柱を打ち付けるところ。

このあと、3m10cmの木柱を1m60cm地下へ打ち込むんです。

業者は昨年と同じ建設会社。

昨年は『ずいぶん仕事の遅い人たちだなぁ~」と、じりじりしながら見ていましたが、今年は思ったよりスムーズです。

一度経験していると、段取りからしてまるで違いますね。

予定通り、今日と明日の二日間で木柱130本を打ち終える予定。
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めん羊の毛刈り

めん羊は1年に一度毛皮のコートを脱ぎます。つまり毛刈り。

それが今日から。

毛刈りを自分の農場でやれば良いのでしょうが、出来る人が居ません。

そこで、外注。

2008年毛刈り.JPG

1頭の綿羊の毛を刈るのは、ほぼ5分。まぁ、速いこと速いこと。

ところで、私ども肉屋は動物の命を奪って生計を立てています。したがって綿羊の売れると思われる部分を、捨てることをよしとはしません。

綿羊なら、肉は売りますよね。保健所の検査が通れば内臓も頭も売ります。

毛皮もムートンに加工して売ろうといま思案中です。

ところが、今回毛刈りされた羊毛。これをどうやったら売れるのか、いまだに方法が見つかりません。
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