エゾシカ丼

先日エゾシカしゃぶしゃぶの感想をいただきブログに書きましたが、エゾシカしゃぶしゃぶには自信があります。

いままで試食をしていただいた人で、「これは、ちょっといただけませんね~」と、拒絶反応をした人はゼロです。

でも、作った会社の社長を目の前にして、「まずっ」と言う人もいないでしょうが、私は素直にその言葉を信じています。

しかし、売れるかどうかこれは別物。

それでも、昨年末のギフトシーズンは、五百個ほど販売しました。

で、今年はこれ(写真)はどうかなと。

エゾシカ丼.jpg

エゾシカ丼

レトルトタイプのエゾシカ丼で、これがまた結構いけるんです。まだ試食段階ですが。

もう少し質の高いものにして、夏頃には商品にしたいと考えていますが、これまた売れるかどうかは別物。

なぜなら、どんなうまいものでも、食べてみなきゃ解りませんよね。

大企業ならテレビで宣伝して一挙にいきますが、こちらは中小企業。

やる事といったら、毎年一歩いっぽ、ほんと少しずつです。

今年食べていただいた人が満足し、来年もう一度食べる、そして嬉しくて人に話す。

ここです、ここ。

つまり。人に話したくなるほど、感動の美味しさ、そんな食べ物でなくてはなりません。

こんなことを地道にやっていますが、食べ物って一口ずつ口に運びますよね。売れ行きが伸びるのも、そんな感じです。
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エゾシカしゃぶしゃぶの感想

日常お付き合いのあるK村様から、エゾシカしゃぶしゃぶに対する感想文をいただきました。

エゾシカしゃぶしゃぶに対する感想が、私よりず~っと解りやすくかつ具体的に書かれてあり、これは利用しない手はないなと。
[^^;; (K村様、申し訳ありません)

====ここから

(株)アイマトン 岩井社長様

T社のK村でございます。
先日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございました。

仕事でお邪魔した際に頂いた『エゾシカ肉』について、私なりに感想をご報告致します。

社長さんからは冷凍状態でいただいたのですが、戻りが若干遅くなってしまったため、自宅に持ち帰った時には”解凍”が終わった状態でした。

妻には頂いた肉が『エゾシカ』であることと、社長さんから頂いた経緯を告げて「シンプルにしゃじゃぶで」とテーブルに座って待つこと10数分・・・

私は普段、夕食は野菜中心の食事としているため、妻は野菜と併せて「しゃぶしゃぶサラダ」にして食卓へ運んできました。

ちなみに妻の実家での話(そこで味わったシカ肉が・・・だったこと)は先日の通りで、そうした経緯から私も妻もおっかなびっくり(!?)でした。

しかし、口にはこんだ第一印象は、

「美味い」

と、お世辞ではなく率直に思いました。

一度だけ食べたシカ肉があまりに独特の味(というより強烈な臭み)だったので、それと比べると全く別物(他の動物の肉のよう)の風味です。

また、赤身も普段食べている豚や牛・鳥のいずれとも違い、弾力感が強く歯ごたえがしっかりしている(堅いという意味ではありません)と感じました。

妻も私も先入観がありありだったので、このおいしさには本当にびっくりし、素人ながら独特の弾力は「シカは運動量が多いから筋肉がしまっているのかな?」と勝手なことを考えていました。

また、頂いた量では1回分に多かったので、翌日も同様の調理方にて残りを食べたのですが、この際は若干臭い(但し、これについて解凍が済んでしまい鮮度が若干落ちたためと思われます)があると思いましたが、それはいかにも「シカ」というものではなく、あえて言うのならスーパーで買ってすぐ調理する段階でもありえそうな「牛」っぽい臭いが少しした程度です。
(これは主に草を食べる動物にありがちな臭いなのでしょうか?)

いずれにしても人生2回目の「シカ肉」の試食はとても印象の良いものとなりました。

逆にいうと以前食べたものが余りに『ワイルド』(劣悪?義母にはいえませんが・・・)だったということかも知れません。

冷静に考えれば”じゃらん”等の情報誌で「シカ肉」の企画が多く立ち上がっており、これもいわゆる高級レストランでの提供以外に「エゾシカバーガー」などもあるので、癖が強すぎたら企画そのものがコケてしまう可能性があると思います。

つまり、実はシカ肉自体、もともとおいしいものだったのではと考えてしまうほどです。

また、近所のスーパーで売っている豚や牛でも時々臭いの強いものがあり、そうしたことに敏感な私は食卓に出されても気になれば食べないこともしばしばです。

そうしたことを踏まえても今回のシカ肉体験は非常に貴重なものとなりました。

実はこの会社に入ってお邪魔するようなってから「あいがも」の存在を知り、鍋にした際の独特のダシが実に美味いと感じ、それ以来、年に4、5回は我が家の食卓に登場するようになりました。

あっ、この初体験は社長さんにお会いする前ですけど、「美味い!」と感じた原体験は「アイマトン」さんの製品で、他社やスーパーのものと比較しても肉の旨みやダシの風味が違うことは経験積みです。(ちょっとアピール〔笑〕)

結論として頂いたシカ肉については「また食べたい」と思うものでした。

但し、そうなると私のような庶民が買える価格設定なのか、実際に売り出される時期はいつごろなのか、この点が気になります。

義母にの話をしたら「自分も食べてみたい!」と話していたので、商品化する際はぜひ教えて下さい。

その時は一般客としてアイマトンさんの製品を購入させて頂きます(笑)。

とりとめなく長い文章となってしまいましたが、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

また、今後も御社のご発展を影ながら応援しておりますので、何かございましたらご連絡下さい。

以上です。

====ここまで

このK村様の感想文に対して、出した私の返答文は以下です。

====ここから

K村さん、
嬉しいお便りをありがとうございました。株式会社アイマトン岩井政海です。

また、返事が遅くなったことをお詫び申し上げます。

エゾシカのしゃぶしゃぶの評価が高くて嬉しく思います。

実は、私もエゾシカ肉に対する感覚は、K村さんと同じでした。しかし、しゃぶしゃぶを食べてから、「え~、鹿肉って、こんな美味しいんだぁ~」と、驚いたものです。

それからは鹿肉を注意して食べていますが、美味しい鹿肉にいたっては、癖の無い中に、甘みがあり、これまたK村さんのおっしゃるっとり元々美味しいものではなかったかと、私も考えています。

しかし、次の日の鹿肉の味はにおいがしたとのこと、これは旨みが逃げてしまった結果かと思います。

でも、これはこれで問題なんで、検討しなければなりません。

しゃぶしゃぶ用は昨年市販もしましたが、色変わりが早く、なかなか定着しません。そこで、いまは年末のギフト用として考えています。

色変わりもまた大きな課題だと思います。

このたびは、本当に、K村様には貴重なご意見をありがとうございます。

実は、このメールに関して、お願いがあります。

K村様のこのメールをブログに載せたいのですが、いかがでしょうか。

むろん、勤務先やお名前・お住まいを特定できるような部分は、伏せます。また、乗せる前に事前に原稿に目を通していただきます。

よろしくご検討のほどお願いいたします。

では。

====ここまで

ということで、このブログを書いた次第です。

K村様、
このたびは本当にありがとうございます。

では、お元気で。
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斜里で地吹雪

斜里の地吹雪.jpg
(写真をクリックすると大きくなります)

2月13日は、斜里で株式会社知床エゾシカファームさんの株主総会へ出席。

写真は、帰途14日の絵です。

ご覧の通り、これが地吹雪の見本ともいえる状況。

風がひどい場合は、10m先も見えなく、よく事故を起こさないものだと、我ながら感心して車を走らせていました。

え~っとここは斜里町を出て、あと300m行くと、右は弟子屈(テシカガと読みます)と小清水(これはコシミズ)方面へ、また直進が網走(アバシリは解るかな)です。

斜里を出てから、こんな感じで自宅へ帰るまで気を抜けませんでしたが、日ごろの行いが良いせいか無事帰宅。

道産子って、こんな厳しい環境で生活しているのに、案外あっさりしていますよ。また、飽きっぽいですね。

離婚率日本一がその辺を物語っています。

なんでだろ~。

自然と闘い、その偉大さも知っているので、それに抗うことをあきらめるからかな?

でも、私は執念深いですよ。離婚もしていませんし。

ところで、地吹雪の天気記号もあるんですね。知りませんでした。

マルの中に、右向きの→と、上向きの↑が、十文字に交差しているんです。

地吹雪とは→ウィキペディアから、
吹雪(ふぶき)は、降雪中の雪や積雪した雪が強風によって空中に舞い上げられて視界が損なわれている気象状態のこと。降雪がない場合には地吹雪(じふぶき)と呼ばれる。

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知床の流氷

昨夕16時から、株式会社知床エゾシカファーム総会で知床に宿泊。

一昨日まで無かったと言う流氷が、大挙して接岸していました。

会長さんの言、「昔は、この道路まで流氷が上がっていたんだがなぁ~」と、海面より10mは高い道路を走りながら。

『えっ、うっそ~、すげぇ~』。

そんなことで、北海道に住んでいるからって、流氷を見たことがあるとは限りません。

私もその一人。

知床 流氷.jpg

私の車は斜里建設工業株式会社さんへ止めてきたので、恐れ多くも今朝斜里から土田会長、土田社長に迎えに来ていただきました。

斜里からウトロまで40分ほど

そのさい流氷観光を。

「土田会長、社長、お世話になりました。エゾシカ、頑張って売ります」
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丸の内35諧から

丸の内ビル35諧レストランから.jpg

24日、ぐるなび展示会を終了してから、夕食は大奮発。丸の内ビル35階のリストランテ・ヒロチェントロ(丸ビル店)さん。

料理長さんへ、無理に頼んでミルク小鹿のディナーを。

眼下に東京駅の見える、最高の夜景を楽しみながら、こんな素晴らしいレストランで食事が出来るとは。

納入業者株式会社アイマトンとして、社員4人感謝感謝の最高のディナーでした。

    リストランテ・ヒロチェントロ(丸ビル店)
住 所 東京都千代田区丸の内2-4-1 
    丸の内ビルディング35階
TEL  03(5221)8331  
FAX  03(5221)0021 
営業時間 ランチ 11:00~14:00
      L.O /ディナー 18:00~21:00 L.O
年中無休 / 全席禁煙

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ニュージーランドの鹿

昨日鹿の話を書いていたら、PCがへそを曲げてしまい、雉が飛んでしまいました。[^^]

気を取り直して。

信じられないことに、いまでは北海道を食い尽くすほどのエゾシカも、30年ほど前にはほとんど居ませんでした。

それどころか、エゾシカを見たと、ニュースになるほどだったんです。

当時たしかテレビだと思うのですが、ニュージーランドではめん羊の牧場が経営難で鹿牧場へ転換していると言うニュースがありました。

単純な私はそれを見て、『へ~、食用鹿は儲かりそうだ』と思い、食用鹿の牧場をやりたいと、調べたものです。

しかし、牧場をするには鹿をニュージーランドから輸入しなければならなく、こりゃ経費的に無理だなとあきらめました。

そのときから、ニュージーランドへ行ったら、ぜひ鹿牧場を見たいと思っていたのですが、念願かなって行くことができました。

ニュージーランドの鹿.jpg

でも、観光牧場です。

しかし、さすが畜産の国。観光牧場といっても、なんと1500頭も鹿を飼育しているそうで、人になれた鹿は、人間の手からでも直接餌を取り食べます。

おとなしそうな鹿でしたよ。

今でもニュージーランドでは鹿牧場は健在で、バスで移動中何箇所も見かけましたね。

ここじゃありませんが、馬と鹿を一緒に飼っているところもありました。

これ本当。[^^]
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インフォメーションバザールの2

インフォメーションバザール、今日二日目、最終日を無事終了。

10時開店から、かなりの人出で、ありがたいことに20社ほどの方と名刺交換をしました。

我が社一押しの商品はワインラム。

しかし、残念ながら(本当は残念な話ではないのですが)、ワインラムも、かなりの商談はあったので一安心では有りますが、それよりなにより小鹿の評価が思いっきり高いのです。

ただ塩コショウーで焼いただけなのに、食したほとんどの人が感動して帰られます。

しかし、そこまでの道のりは、険しいものでした。

「エゾシカの試食は如何ですか?」と聞くと、判で押したように「いやぁ~、鹿は、硬いし臭いから、嫌です」と。

中には食べたこともないのに、どこから聞いたのか、「臭い、硬い、不味い」と試食をしようともしません。

『これじゃ埒が明かない』と二度三度と勧めてやっと食べる人。

また「食べたこともなく、不味いといわないで欲しい」と無理やり進めて、やっと食べていただける人。

一番すごいのは「不味いは、食べてから言って」と、こちらもだんだん強引になります。

しかし、「やっぱりまずいっしょ」と言った人はゼロでした。

ほんと、強引でスイマセン。

一番つらかったのはつぎ。

我が社のブースには小鹿のポップが2枚。若い女性がそれを見ながら「この可愛い小鹿を食べるの?」と顔を引きつらせながら聞いてきたとき。

確かに、おっしゃるとおりです。

でも、私たち人間が生きるには、動物の死が土台となっているのも現実です。

そこだけでも解ってください。
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きたキッチン

きたきっちん試食.jpgきたきっちん

きたキッチンさんでエゾシカしゃぶしゃぶの展示販売会。

『店頭は黒山の人だかリ』だったらいいなと、ところが、10分ほど店頭で見ていましたが、さっぱりお客様は寄り付きません。

可愛いエゾシカ、食べる気にはなれないんでしょうか。

で、やっと集まったところでパチリ。[^^;;

試食販売をしていた弊社スタッフに聞いたところ、売れたのは3パック。試食したのは4パック。

売れた物より、食べたものが多いとは。やれやれ。

損得だけで言えば、今日は大赤字。しかし世の中に無かった商品ですから、これは当然の反応です。

お客様の中でも、おおかたの女性は拒否反応を示すとのこと。

しかし、一口食べたら、これまたほとんどの人は「臭みが無くて美味しいね~」と、驚くようです。

まぁ、今日は小手調べという事で。

きたキッチンさんの詳細は→きたきっちん

正式社名 株式会社 丸井今井(マルイイマイ)
本社所在地 〒060-0061
札幌市中央区南1条西2丁目11番地

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北海道の『食』特別商談会での出来事

商談会後の社内日報です。

====ここから

展示会出店

2秒NHKのニュースに私が写っていました。

何も内容を聞かされないままロイトンさんへ。情報無いまま試食作成、商品提案。苦戦!苦戦!!

一言で
「エゾシカ」好評価でした、本州バイヤー様殆どが「美味い!」と絶賛、道内関係者も「考え方が変った」と。

各バイヤーの名刺を見ながら・・ 横柄な態度のバイヤーをちらほら

====ここまで、

で、私が「横柄な態度のバイヤーとは、何処の人ですか?」と質問。

====ここから返事

「A」のバイヤーです、4人で来て「鹿なんか売れるわけねぇ」と吐き捨て、面倒臭そうにしゃぶしゃぶ食べて、使った爪楊枝で歯を穿り、捨てずにブースのテーブルに置いて行きました。

====ここまで

エゾシカしゃぶしゃぶは美味しいと、ブログに何回か書きました。

美味しいかどうかは、主観で、他に自分の商品なら必要以上の思い入れも加わり、客観性からは遠いかもしれません。

認めます。

そんなことから、売れるかどうかはバイヤーさんの言うとおりかもしれません。

しかし、どうなるかは解りませんよ。まだ売っていないわけですから、これは売れないとも言えないはずです。

それより、このバイヤーさんの態度は、示唆に富んでいますね~。

そこで社内日報へは以下のように返事をしました。

====ここから

Aさんも先が見えてきましたね。

私の経験ですが、スーパーへ営業に行ったさい、同じような状況に何度も遭遇しています。

その後、当時の仕入担当者の対応で気の付いたことがあります。

それは、
Aさんの仕入担当者のようなことをしたスーパーから、倒産していったのでした。

Aさんはいま天下を取ったと思っているのでしょうね。

つまり、山で言えば、頂上に立ったようなものです。あとは下るだけ。

みなさん、
くれぐれも、弊社はこのような態度をとることのないよう、お願いします。

====ここまで

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