2時間も遅れたら、

成田空港の4階から3階を見下ろしています。

先ほどまで3階は人の波で立錐の余地もありませんでしたが、今は働く人ばかりとなっています。

本当は、もう出国手続きを終了しているはずなんです。しかし、なんと飛行機が2時間も遅れると言うのです。

まぁ、それはいいのですが、乗り継ぎの便にも遅れそうで、その先はどうなるのかいささか心細い話しですね。

で、1000円戻ってきました。お金が。

便が遅れたお詫びらしいのですが、空港のレストランはみな高いので、昼食には足りなそう。
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商いへのきっかけ

昨日は、世間を何も知らない時にお世話になったSさんが亡くなり、その方の通夜でした。

もう35年位前になるでしょうか、高校を卒業し数年経ていた当時、山から木を切り鶏舎を建て、鶏を飼い卵を生産していました。

その卵を軽自動車で、街の商店や食堂などへ直接売っていたのです。それまでは赤平農協へ一括して出荷していたのですが、その頃から直接販売するように変えたのです。

軽自動車の後ろには、岩井養鶏場と大きめに書いてあります。

宣伝のために書いたのですが、なんといの一番に税務署が反応してしまいました。いま思えば良かったのか悪かったのか。

「税金の申告はどうしているのか?」と言うような内容だったでしょうか。「何もしていません」。

当時の私には、税金の知識は限りなくゼロだったのです。税金の申告は農協に任せそれで終了です。

「商工会議所へ相談に行きなさい」と税務署。

言われたまま何も知らずに赤平商工会議所へ相談に行ったのですが、その際に担当していただいたのが、当時指導課長のSさんでした。

1時間ばかりの通夜では、最初の出会いを昨日のことのように思い出し、あらためて私にとって重要な指針を与えてくれた人だったのだと思った次第です。

合掌
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社屋に作ったスズメの巣は、

またまた、スズメの話しです。

会社の私の部屋は会議室兼用の小さな部屋なんですが、この部屋にはクーラーも無く(自分がつけないので勝手なんですが)おまけに、パソコンのサーバーが置かれてあり、その熱も出ますから、外気温が30度で室内は33度位になりますね。

さすがにそんなに温度が高いと厳しいですよ~。頭がぼ~としてきます。

北海道人は暑さに弱いんです。

一応換気扇は付いているのですが、それを回すことはできません。

実は、その換気扇に10年以上にわたりスズメが巣を作り、1年に2回くらい雛を育てているのです。

ところが、一昨年からスズメがまったくやってこなくなりました。巣を作らないのです。

それまでは、スズメの学校ならぬ親子の鳴き声で、お客様との話も満足にできないほどだったのですが、ピタッと来ないのです。

私の仕事は家畜の命の上に成り立つ肉屋ですから、社屋から新しい命が生まれていることが、最高の喜びでもあったのに本当に残念です。

また、自宅のベランダにはりんごの半身を差し込んであり、それを目指して毎年ヒヨドリがきます。こっちは今年も夫婦で(たぶん夫婦だと思う)やって来ました。
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スズメの不審死

4月9日の日曜日だったかな、両親と話をしているさいに「最近スズメを見なくなったね」と、全員の意見は一致しました。

最近すずめをまったく見かけなくなったんです。

ところが、昨日13日の朝一番のテレビニュースで、旭川と札幌で700羽以上のスズメの死骸が見つかったと出ていました。

時期が時期だけに、『鳥インフルエンザかもしれない』と、一瞬頭の隅をよぎりましたが、ニュースではご丁寧に「鳥インフルエンザではありません」と断りを入れています。

みな考えることは同じなんでしょうか。

私の住むところは、旭川まで60km、札幌まで100kmの距離です。

で、今日の新聞によると、札幌旭川間でもスズメの不審死が見つかったとのこと。

鳥インフルエンザでも、理由が判明したら解決のしようもありますが、原因がはっきりしていない今は、不気味ですね。
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春になれば、スピード違反には気をつけよう

幾ら北海道と言えども、春になれば雪は融けます。

真っ先に道路の雪は融けますね。やっと車は走りやすくなりました。

で、出ました。お化けが。じゃなく、警察官。

昨日はわき道で、レーダーを使いスピード違反者を一生懸命捕まえていました。

また、今日は覆面パトカーに捕まっている車を30分の間に2台見つけました。

お気の毒様。

国道に雪が積もっていたり、雨が降っているとか、風が吹いているときなど、警察はスピード違反を捕まえにそとへ出ていません。

ぽかぽか陽気になったら、もそもそと出てきます。まるで冬眠中のモグラのように。

そりゃそうですよね。警察官も人の子です。雪が降っていたら外で仕事をするのは嫌ですから。
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人、残渣、堆肥、草、草食動物、肉

前回、理にかなった畜産としての残飯養豚の話をしました。

人間の食べない物や残した物→これを豚の餌とする→豚の肉を人が食べる

整理すると、このようになります。

私はこれを一部改良し、次のようにしようと考えています。

人間の食べない物や残した物→これを堆肥にする→牧草地の肥料にする→羊など草食動物を牧場に放す→そこで育った肉を人が食べる

これが、日本の理想の畜産経営の姿だと思います。

なぜなら、残渣をそのまま動物の餌とするより、植物を間に入れることは大きく安全性が増すからです。

また、国土の狭い日本は山にへばりつくような急斜面まで耕作地としていますが、その狭い国土を有効に使う為にも資源を無駄にしない生ゴミと言われる残渣の利用はこれから必須となり、また当たり前となるでしょう。
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ギョウジャニンニク(アイヌネギ)

ギョウジャニンニクと聞いて、すぐ物を思い出せる人は、かなりな北海道通ですね。

で、いままではギョウジャニンニクは北海道にしかないと思っていました。

漢字で書くと【行者葫】となります。

辞書によると、『深山に生えていて、行者が食べるから名付けられたユリ科の多年草。強臭を放つ。地下にラッキョウに似た鱗茎を持ち、古い名前をアララギ』と、なっています。

これを読むと、北海道だけに自生するのではない見たいですね。北海道ではアイヌネギで通じます。

ところが、なんとルーマニアでは市場で売られているとのこと。

ルーマニアからの、2006年4月2日の記事をどうぞお読みください。
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二日間で950km走行

道東へ仕事で出張。

4月4日朝9時に会社を出て、4月5日午後8時過ぎに帰宅。走った距離は、なんと950km

滝川から比布まで高速道路。

北見、端野町で昼は鴨なんそば。

そこから東藻琴、斜里からウトロ。ウトロのホテル知床で宿泊。ここまで約400km。

次の朝は、ウトロから焼酎で有名な清里町、川湯、標茶から釧路へ入る。

昼食は、釧路の竹老園東家総本店でかけそば。

白糠の茶路でめん羊牧場訪問。

茶路から本別まで走り、本別から清水町まで高速道路を使用。

清水町から新得、富良野市、芦別まで。芦別で夕食はジンギスカンラーメン。

で、帰宅が夜の8時。

二日で950kmは、我ながらすごいと思う。
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知床半島のエゾシカ

一昨日道北へ行きました。

仕入先訪問ですが、宿泊はウトロのホテル知床です。ウトロは斜里町になります。

世界自然遺産へ登録されてから、知床のホテルは混んでいるのですが、さすがにいまどきはがらがらで大事にされました。

地図を見ると解りますが、ウトロは知床半島の中ほどにあり、同じ町とは言っても斜里から40km走らなければなりません。

斜里から20km過ぎたあたりから、左側はオホーツク海に沿って走りますが、片側は断崖です。

いるはいるは!!

鹿です。エゾシカです。

最初の1頭は珍しいので、車のスピードをゆるめて見ながら走りました。

で、すぐ10頭位の群もいました。断崖の途中にへばりつくようにして餌を食べています。

車を止めはしませんが、スピードを落としながら見ていました。

スピードを緩めたのはここまでです。

これは『観光客は喜ぶだろうな』と、その辺までは思っていましたが、道路の縁にはそれこそエゾシカ動物園にでも入ったような錯覚にとらわれるほど鹿がいるのです。

20kmを走る間に100頭以上は見たでしょうか。

まだ雪に覆われた断崖絶壁ですが、よく見るとそこで食べているのは、わずかに顔を出す草と木の皮です。

細い木の周囲の皮はきれいに食べられて、たぶんあの木は枯れるでしょう。

これでは、世界自然遺産の知床の木は、あと数年で丸裸にされるのではないかと心配です。
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今乗っている車より廃車の方が新しい

私の車より立派な廃車.jpg
仕事で、知床へ行っていました。

で、斜里から釧路へ向かったのですが、標茶を過ぎて前を走るトラックを見ると、廃車を二段済みにして4台運んでいました。

最初は廃車だとは思いませんでしたが、二段重ねですから、下の車の天井はへこんでしまうので、間違いなく廃車の車です。

今日は悲しい日です。

だって、その廃車になるだろう車は、私の運転していた車より新しいようなんです。4台共ですよ。

信号で止まった時、車検証をみたら、初年度の登録は平成10年4月ですから、丸8年になり距離は23万kmです。

あっ、そうそう、私の車より古そうな車は1台だけありましたね。

積んでいるトラックです。
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