生活保護に思う

生活保護の不正受給には断固たる処置をとるべし。

また、必要な人には絶対支給をすること。

ここは譲れません。

さて、お笑い芸人のK本さんの母親生活保護の話、謝罪して終了したと思ったら、週刊誌でまたぶり返してきました。

そのことで、いくつかの疑問と一つの心配を。

一つ目は、K本さんは高所得者だから母親を扶養するのは当然だ、という論調です。

しかし、これは法律で決まっていませんよね。

親も子も家計が別なら、所得も別なはずです。

ならば別々に考えるのが筋というものでしょう。

親と子の関係では、所得が多いから面倒を見て、少ないから生活保護でと。これもおかしいと思うのです。

所得に関係なく、親子の関係は唯一無二のものですから、親は大事にしましょうよ。

ちょっと話がずれました、私はこう言いたいですね、「高所得者なんだから、親を扶養することはできるよね」と。

ここまでならまだわかりますが、さも不法に生活保護を母親に取得させていたように言うのは、言うほうがおかしいと思うのです。

おまけに姉とか叔母とか。

もうひとつ。

それを国会議員がブログで書いたこと。

なんでこのことを知ることができたのでしょう。

官僚が漏らしたのかな。

生活保護は重要な個人情報です。受けている子供の所得やなんかを国会議員は調べることが可能なんでしょうか。

仮に調べることができたとしても、それをブログで公開するなんて、あなたは『神様』ですか。

最後にものすごく心配なことがひとつ。

麻薬は有名人がまずやり玉に挙げられます。

小さな交通事故でも、キムタクなら新聞に載りますよね。

暴力事件を起こした歌舞伎役者も、同じく横綱も。

でも、これらは法律にも違反していますが、K本さんはちょっと違うような気がしますね。

生活保護支給金額はどんどん増えていくのに国には税金が足りない。

ということで、K本さんを一罰百戒のいけにえにしたのでしょう。

なぜならあとは黙っていても、辞退者が出る、また自分から名乗りでると。

事実そうなっていますが。

しかし、このようことが行き過ぎると、本当に生活保護が必要な人も申し込みを躊躇します。

なぜなら窓口は法律に必要だとされていなくても、子供たちの所得証明が必要だと言うはずです。

K本さんの週刊誌報道のままなら、兄弟はもちろん、甥や姪まで扶養義務が出てきますから、所得証明を出せとなるのではありませんか。

官僚なら、所得証明を出せなかったら、「生活保護に該当しませんよ」と、こうなるはずです。

将来私たち団塊の世代は、孤独死がめちゃくちゃ増えるような気がします。[^^;;
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