話しは、昨日の新聞の続き。
北海道のエゾシカ生息数は、64万頭で51億円の被害。
これは2009年の話ですから、いまはそれより増えているでしょうね。
増えすぎたエゾシカ対策には、私は肉屋ですから、食肉化でお手伝いできるのではないかと考えています。
エゾシカ肉の売れていくルートは三つ。
現状で消費が一番多いのは外食店ですね。
ジビエ料理として、フレンチ、イタリアンなど。あとお蕎麦屋さんや焼肉屋さんが少々。
地域的には関東が中心で、関西や札幌がそれに続きます。
二つ目は、加工品。
ソーセージや缶詰、エゾシカジンギスカン、エゾシカを使ったハンバーグ。他にレトルトカレー、コロッケなど。
毛色の違った所では、ペットフーズが最近売れています。
最後に、食肉としてスーパーで売れらること。
これがうまくいくと、大きな市場が開かれます。
しかし、エゾシカの有効活用では、これが一番遅れていますね。
現状は、滝川で生鮮おろし、岩見沢では生鮮日の出、これは弊社の食品スーパーです。
あと、札幌・江別の産直生鮮市場さんが5店、スーパーエースさんが3店、まほろばさんが2店。
現在関係者は、これ以上エゾシカが増えたら、北海道の山は丸坊主になると大慌てです。
そのエゾシカを害獣として考えるなら、射殺か捕獲し殺します、で、お金をかけて埋めるか焼却するのか。
いずれにしても、税金を使います。
しかし、エゾシカを北海道の恵みとして捉えると、財貨に化けます。これが有効活用。
つまり、益獣ですね。
まぁ、害獣だとしても益獣だとしても、エゾシカ本人(?)には何の関係もありません。
こちら側、つまり人間の勝手な仕分ですから心は痛みますね。
そんな理屈は別にして、やっぱり食べるしかない。[^^;;
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