日本にも棚田は有りましたが無くなってしまいました。
でも観光資源にと復活させようとする人もいます。
棚田は条件が悪いのでそこでの生活は難しいとしても、観光資源なら良いかもしれませんね。
今回棚田は貴重なものだよと言うところへ行ってきました。
まずは写真を見てください。
ここはベトナムのハノイから高速で北へ5時間ほどの距離にある標高1600mのサパです。
今考えると、良くもまぁ無事に帰ってこられたものです。
高速を降りてから、そうおもうほどの急こう配で狭い道を1時間ほど上り下りしたのです。
道中稲刈りをする光景や、それを運ぶ姿。
また、脱穀の様子などを見ることができました。
脱穀は機械でやっているところは見た範囲で2軒ほどありましたが、主は人力で土間にたたきつけるやり方でしたね。
日本の棚田も規模は違うとしても条件は同じようなもの。
厳しかったでしょうね。
私にはとても生活できそうも有りません。
経済発展途中のベトナムはまだ田舎の方までその恩恵が回っていないという印象です。
なんてね、上から目線でごめんなさい。
ベトナムサパの場合、観光のために棚田があるのではなく、そこが生活そのものなのです。
いまではその規模が大きいので世界を代表する観光地となっていますが、住む人々は我々に関心を持つこともなく住み働き生きているだけなのでしょう。
ベトナム戦争ではアメリカに勝ちました。
棚田を見ながらベトナム人の忍耐力としたたかさ。
それはこのような環境から生まれてきたのだと実感したのです。
ベトナム人と結婚した人の話を聞いたことがあります。
ベトナムの女性はとんでもないやきもち焼きとのこと。
棚田を見たとき、夫婦二人が仲良くなければとても耕せ続けられるものではないとも思いました。
なんか棚田を見たらベトナム人をすべて理解できた。
と思うのは簡単過ぎたなだ。[^^;;