政治家はなんでも自分の思うとおりになると思っているんでしょうね。
なんせ日本人の生活の基礎、法律を作るわけですから。
でもそんなことは有りえません。
そこがもり蕎麦かけ蕎麦問題なわけで。
じゃ、どこから自分の思うとおりになるか。
例えば会社を作り社長になったとして。
そのまえに、会社のサラリーマンはほとんど自分の思う通りにはいきませんよね。
うえ、つまり会社の指示通りに動かなければなりませんから。
会社の方針と自分の考えが一致しなければ会社の方針に従うしかないのです。
つまりほとんどのサラリーマンは自分の考えを封印して上ばかり見る。
これは当たり前っていえば当たり前の話ですが、では会社を作った社長ならどうか。
社長をやった経験から言うと、
むろん思った通りになります。
なんてのはありません。
それどころかほとんど自分の思った通りにはいかないもです。
じゃ辞めれば良いんじゃない、と言われそうですがそれもできません。
小さくても会社となれば社員やその家族の生活が懸かっています。
で、結局どうなるか。
会社が大きくなればなるほど社長は社員のために一生懸命働くことになるのです。
会社をつぶさないために。
個人の資産は当然のように自分の思うとおりに使えません。
時間差へも。
政治家も社長もその組織を自分の思った通りにはならないと書きましたがそれは組織が大きいからだという反論が来そうです。
そこで、社会の最小単位、家庭を考えてみましょうか。
懸命な方ならもう結論は分かっているはずです。
最近少なくなった「おれが稼いで家族を養っている」という親父がいたとします。
この親父、家庭の中ですべて自分の思った通りになるか。
そう、その通り、なるはずがありません。
それどころか、おれが家族を養っている、という大言壮語を吐く親父は家庭から抹殺されてしまいます。
つまり、自分の思った通りになる組織なんてありえないということです。
もしこの意見に反論があるならどうぞ。
でもはっきり言えますよ。
そう思うのは貴方の勘違いですと。[^^;;