良い会社とは、

社長って大変です。

それも、大きくなればなるほど。

我社は大きな会社では在りません。少しずつ大きくなってきました。

会社が小さいときは、会社が大きくなったら、今よりらくになるだろうと考えていましたが、どっこい、これが逆なんですね。

当たり前なんですが、その大変な社長を「何でやっているの?」と、聞かれたら「辞めるに辞められないから」と、こう答えています。

ふざけた答えだと思いますか?

いえ、けっこうまじめに答えています。だって借金が沢山有りますから。[^^;;

社長の仕事って8割は大変ことで、逃げ出したくなることもしょっちゅうです。で、楽しいことは2割くらいかなぁ。

その2割のために、後はじっと我慢して働いているんです。

この大変なことを具体的に書くと、お金と人です。

言い方を帰ると、資金繰りと人繰りですね。順番は人が先。

もしかしたら、人次第かもしれません。適所に人を得たならお金の問題も片付くかもしれません。

会社が大きくなるほど、この考えは正しいと思いました。

ところで「社長の仕事って何?」と、聞かれたら、「魚の頭と尻尾」と、これにはこう答えることにしています。

するとたいてい「????」となりますが、まぁそういうことです。

魚の頭と尻尾を、もう少し詳しく説明しますね。

魚は頭の向いた先が進む方向を示していますよね。つまり、社長の仕事は、会社の進む先を明確にして社内に示すこと。こう考えています。

これを戦略と言いますが、これは人の問題より優先順位も先でかつ重要です。

会社が大きくなればなるほど、社長の仕事としてはこれ1本に能力も時間も全てを使ってもかまいません。

で、魚の尻尾です。これは、決算書を読める社長。こんな意味です。

魚の尻尾は一番後ろについていますよね。会社の仕事、1年間の結果を考えようと言う意味です。

1年間やった仕事、その間の会社の動きや成果は、決算書、つまり損益計算書・貸借対照表に現れます。それも、全部数字で。

この数字が読めなきゃ明日(つまり来期)どうするか、根拠を何処に求めるの。

「じゃぁ魚の胴体は?」「よくぞ聞いてくださいました」。

胴体の部分は社員です。胴体部分が大きくなる。すなわち大きな会社と言う意味、また良い会社になるでしょうか。

魚の頭と尻尾がくっついていたら、一応魚に見えますよね。つまり、会社も社長一人でも会社の形にはなるものです。

しかし、良い会社かどうかは、胴体がどうなっているか。ここが肝心と考えています。