9月17日から三日間ジンギスカンサミットが開かれている羊ヶ丘へ行きました。
札幌市内を見下ろせる丘ですが、その一角に石原裕次郎が作詞した『恋の町札幌』の歌謡碑が立っています。
ここは、観光客の絶好の記念写真スポットとなっています。
ちょっと見にくいですが、左奥遠くに見えるのは札幌ドームです。
実は今回私の言いたいことは、石原裕次郎のことではありません。
この碑は平成3年6月6日とありますので、19991年のバブル崩壊の頃でしょうか。総勢11団体・企業の名前が記載されています。
実は記念碑の裏『歌謡碑「恋の町札幌」建立協賛御芳名録』を、なんとなく見ていましたが、
なんとその中に、北海道拓殖銀行、カブトデコムなど現在は倒産してすでにこの世から消えてしまった会社や、丸井今井など今もその後遺症を引きずり、現在も新聞紙上をにぎわしている企業が2社あります。
この碑は建立からたった14年しか経っていません。なんという変りようでしょうか。
歌謡碑を見てもっとも気になったのは、これらの企業・団体名の下に個人の名前を書いていることでした。
石で作ったこの碑は、壊さない限り永久にこの場所に立っています。
見る人は少ないかもしれません。また、知っている人はいないかもしれませんが、私が当事者なら耐えられませんね。