偽物と本物

偽物は偽物。

偽物はどんなに似せても本物には勝てません。

 

中国で青島に行ったとき、骨董の町でのできごと。

ガイド(中国人)さんが、「ここは(青島)90%偽物です。騙されないでください」と驚くような発言。

何で驚いたか、90%が偽物ということではありません。

10%も本物があることです。

100%偽物の方が楽しいのに。[^^;;

 

ところで、先日刑事もののテレビドラマを見ていた時の話です。

刑事が犯人を追いつめたとき、犯人がバイクに乗り逃走しました。

その時、その犯人はなんとヘルメットをかぶりバイクで逃走したのです。

松田勇作じゃありませんが、「なんだこりゃ」の世界。

 

その話しを別なところでしたら、ある大物俳優がドラマの中で逃げる犯人がシートベルトをしたと歯ぎしりしていたとのこと。

これもおなじ。

泥棒が逃げるときには、交通違反なんて考えていませんよね。

ドラマとしては、ばらばらでまとまりがありません。

もし交通違反を視聴者に見せられないとするなら、殺人シーンなんかご法度でしょ。

 

つまり今日の話は、嘘か本当かどちらかにせよというものです。

ドラマは100%作り物。つまり、全部偽物。

だったら、ヘルメットをかぶせたり、シートベルトをさせるなという話です。

ん?、これじゃ偽物の中に、本物を入れろと言う話になっちゃうかな。

 

人は、嘘に出会うと、「それ本当!」といいますが、本当のことに出会うと「嘘でしょ」と驚きます。

 

今日は嘘の中の本当の話しでした。[^^;;