戦いに勝ったものの真価

北海道の場合、県会議員を道会議員といいます。北海道ですから。

さて選挙は終わりました。

勝つ人がいれば負ける人もいるのは当然ですが、友人が負けるとけっこうつらいですね。

今日その友人が挨拶に来ました。

なんとも、どう慰たらいいのか言葉をかけられないものですね。

「この度はお世話になりました」と型どおりの挨拶のあとです。

驚きました。

「落選が決まった夜11時頃、年配の女性から電話があったんですよ、選挙を手伝いに来ていた娘が受話器を取りましてね」と話始めました。

私は『元気付けの電話だろうか』と聞き入っていましたが、ところがなんと「負けて、ざまぁみろ」とビックリするような内容の電話だったというです。

応援の娘さんは、泣きながら電話で話していたとのこと。

元来日本人は戦いに負けた人に優しいはずですよね。

それどころから判官贔屓という言葉もあるくらい、弱い人には特別な肩入れをしても、落ち込んでいる人に対して後ろから蹴るようなことはしなかったのではないですか。

そのことを聞いた私も腹が立ちましたが、友人の腹立ちは察して余りありますね。

百歩譲って本人は覚悟の上の戦いで負けたでので、気持ちの整理はついているでしょうが、しかし娘さんにはなんの関係も有りません。なんとも気の毒な場に居合わせたものです。

話す友人の言葉聞きながら私は確信しました。侮蔑のその言葉は4年後のこの人の行動を決めたなと。

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