普通の生活が最高に幸せ

朝起きて歯を磨き、顔を荒い、食事をして、トイレへも行く。

毎日毎日、決まったように同じことをする。けさもタブンそうだったでしょう。いつもと同じこの日常に感謝する人は少ないですね。

真夏になると、暑い暑いと自分ではどうしようもない苦情を言い、真冬寒くなると、寒い寒いとこれまた自分では変えようの無い文句を言う。

仕事に行くと、同僚がうるさいとか気に食わないやつだと言い、人使いの荒い会社だ、社員を大事にしない上司だと、これまた文句ばかり言う。

実は3月28日の水曜日に、35年くらい一緒に働いていた社員が仕事中に脊椎損傷で救急車で運ばれました。

そのまま入院です。下手をすれば寝たきり、または車椅子の生活も覚悟するような厳しい状況です。

ベッドの上に身を横たえ身動きできない彼を見ていて、日常の普通の生活の幸せをしみじみ感じました。

点滴です。

口から食事を取れる幸せ。

尿道へホースが入っています。

普通にオシッコ、うんこが出来る。これはありがたいことです。

たいして面白くも無い仕事、特別大きな変化の無い日常、飛び切りの美人というわけでもない妻、秀才とは程遠い頭の出来の子供達、これって本当は最高に幸せなことなんです。

そんなことを、せいせん日の出の朝礼で話しました。

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