貧すれば鈍する地域のリーダー

貧すれば鈍する崩壊地域。

前にも書きましたが、【貧すれば鈍する】とは貧乏になると鋭敏な人でも愚かなことをする。人間は貧乏すると生活に追われて、ほとんどの人はさもしいことを考える。

目先のお金に目がくらむのです。

こんな意味でしょうか。

 

いま北海道の生きる道を再構築させなければなりません。

それも、3年・5年ではなく、50年先、100年先の北海道を。

私の住む赤平市は昔の産炭地。

有名な夕張市や芦別市、三笠市、歌志内市、上砂川町などもそう。

炭鉱全盛期は日本でも光り輝く街でした。

しかし、その役目を終えいまはひっそり。

もしかしたら、消えてなくなるかもしれません。

数年前に四国のどこかの街で、放射性廃棄物の受入れ調査を表明しました。

すぐぽしゃりましたが、実は調査費が欲しかったという目先の欲から出たものです。

しかし、住民は偉かった。ものの見事に葬り去りました。

政治家は目先の金に目がくらんでも、政治家を選ぶ住民の目は確かなのでしようね。

 

残念ながら人間はバカな生き物なんです。

その教訓の記憶が薄れたころ、その問題を持ち出す馬鹿者が必ず現れます。

赤平市も例外ではありません。

数年前、放射性廃棄物の調査受け入れに動いた人がいたようです。

いままたもそもそと。

人口は減る、仕事は無い、お金も無いの、ないない尽くしで、人間考えることはみな同じなんですね。

お金が欲しい、仕事も欲しいと、無いものを追い求める。

結局、どんなひも付きのお金でもいいから頂戴となります。

これが、北海道でいうなら幌延町であり、四国の町で起きたことなのです。

北海道の財産や存在価値はなんでしょう。

それは豊かな自然を主とした、日本の食糧基地となることです。

なることではなく、なり続けることなのです。

放射性廃棄物を受け入れ、自らその財産や存在価値を毀損させる必要はありません。

昔の産炭地は人口も沢山有ったし、お金も沢山有りました。

でも今の状況を見てください。

つまり、お金や仕事があっても問題は解決しないのです。

一番の問題は、地域のリーダーに能力が無かったことなのです。

過去、目先の欲で動くリーダーが今の状況を造り上げたと言う方が正解でしょう。

100年の計を立てる人がいなかったことなのです。

地域をひっぱる能力の有るリーダー不足。

これに付きますね。

いずれにしても、北海道には放射性廃棄物は不要です。

それよりなにより、受入先の無い放射性廃棄物を発生するシステム自体を停止させなければなりません。

急がれることは原発即時廃止なのです。