若い頃の話です。
炭鉱閉山になったわが町では、当時保革が互角に戦う選挙が何回か続いていました。
その度に「市長選で選挙になるとその後遺症が残り、あとあとの街作りに大きな影響が出るので、市長選挙は無いようにしなければならない」という意見が出ていました。
よかったことに、一度もそうはなりませんでした。
市長選に、労働団体と、経済団体、農業団体の三つが協力すると選挙は無くなります。
そうすると、町はどうなると思いますか。
この三つの団体が一致して応援した市町村長は100%当選することでしょう。つまり、選挙の無い状態です。
首長選挙の無い町で、議会はオール与党。
これが町を駄目にする最高の栄養原です。