ゆうべのことは もう聞かないで
あなたにあげた わたしの秘密
・・・
これは小川知子の『ゆうべの秘密』で昭和43年頃。
ということで、まどろっこしくなりましたが、昨日の昼の秘密を聞いてください。
吾妻橋藪そば 鴨汁そば 1500円。
訪問は三度目ですが、やっと食することができました。
昨日は土曜日。で、昼食です。
満席で、私は相席を頼まれました。
「先方が良ければ、私はかまいませんが」と、めでたく40歳前後の男性と一緒です。
ここで驚いたことが一つと、感心したことが一つ。
まず、驚いたこと。
先客は7組ほどいたでしょうか、見えない場所1カ所を除いて、すべての席にビールが乗っています。
土曜日の昼も、お蕎麦屋さんには行きますが、ほぼ全員がビールを飲んでいるのは見たことがありません。
支払いの時に聞くと「昼酒は多いですよ」とのこと。
次に感心したこと。
相席のお客様です。
ビールとお酒を飲んでいたので、私の鴨汁せいろが先に来ました。
『ゆっくりお酒を飲んでいるので、あまり音を立てては失礼かも』と、ズルズルと、遠慮がちに蕎麦をいただきました。
ややあって、相席の方へもざるが運ばれてきました。
1/4ほどでしょうか、何もつけずに食べていたので、『この人は、蕎麦の食べ方を知っているな』と、思った矢先です。
ずるずる、、、ずるずるっと、店に響くような音を立てて、蕎麦を流し込むではありませんか。
外人さんはこの音が嫌で、蕎麦は食べないとも聞きましたが、でも、私には分かります、そばはこうして味わうのが正しいのだと。
あまり気にしないようにしていましたが、なんせ向かいの席ですから嫌でも目に付く、耳に入る、のです。
支払いの時に聞くと「鴨は茨城産です」とのことですが、味は思い出せません。
なぜなら蕎麦の鴨より、側(そば)の人が気になって。[^^;;