風評被害の主犯はマスコミ

週刊スピリッツ『美味しんぼ』の、政治家による風評被害の発言を聞いて、カイワレ大根のo-157の時を思い出しました。

 

風評被害を整理してみました。

整理するまでもありませんが、風評被害とは、故意過失は別にしても、間違った悪い噂を流し経済的損失を与えるものと、こんな感じになるでしょうか。

 

カイワレ大根0-157騒動の時は、嘘を嘘と知りつつ特定の業界を守るため(たぶん)、弱い業者であるカイワレ大根生産者に取り返しのつかない損害を与えたものです。

これこそ風評被害そのものですよね。

その後、当事者の管直人厚生大臣は、総理大臣になりました。

 

3.11のときは、当時の記憶もあったのでしょう、風評被害を恐れるあまり、事実さえも報道せずかえって被害を大きくしました。

それ以来、『絆』みたいな批判できないきれいごととか、『風評被害』などは言葉を発した時点で否定するなどを見ると、大切なことは何かを見極める目が必要なことがわかります。

少なくとも、言っている人がだれか、それを考えるだけで真実が見えてくるでしょう。

 

カイワレ大根騒動の時を振り返り整理すると、風評被害の元は厚生大臣でしたが、流したのはマスコミです。

つまり、風評被害というからには、風評を流す人が必要となります。

だって、マスコミがいないと、風評被害にはなりませんから。[^^;;

 

詳しくは↓

月刊『記録』96年9月号掲載記事の過去記事http://nikkankiroku.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/o157_29b8.html