昨日のブログに、
前回の農薬入り餃子の時、これはよそ様だけにおこる問題ではないと、また特定の人の悪意も考慮し、工場内に監視カメラ(弊社では安全カメラと言います)を取り付けました。
こう書きました。
工場内に監視カメラを付けました。
で、カッコ書きで(弊社では安全カメラと言います)と。
これを読んだら『なんだよ、結局監視カメラじゃないかよ、同じ意味だ』と、思ったことでしょう。
しかし、私から言わせたら、安全カメラと監視カメラとは天と地ほど違います。
我社では、工場のほかに生鮮おろしと、生鮮日の出の食品スーパー店内にも安全カメラを取り付けています。
取り付けたとき、社員から「俺たちの仕事を監視している」と、苦情が出ました。
その時の返事は「社員を監視するほど、社長は暇ではありません」と答えたのです。
つまり、監視はしていません。
その証拠に、カメラを付けることを、理由と共に事前に社員には伝えてあります。
また、スーパー店内には、安全カメラと赤地に白文字で目立つように表示してあります。
もし監視が目的なら、社員には言わずに、また店舗なら目立たないように取り付けます。
では、なぜ安全カメラか。
前回の中国のメタミドホス問題のときは、一人か複数の犯罪者のおかげで被害が出ました。
実はこの被害者が問題なのです。
あっ、いや被害者に問題があるのではなく、被害者とは食品を食べて被害にあった人だけではなく、そこで働くその他の多くの人も被害者ではないかと言いたいのです。
その証拠に、中国の会社は閉鎖してしまいました。
沢山のスタッフは職を失いました。
つまり、私が安全カメラだよというのは、このように被害者になる大勢の社員の生活の場を守るためだと思うからです。
生鮮おろしや生鮮日の出のスーパーにある安全カメラも、同様特定の犯罪者をいち早く見つけることで、お客様が安心して買い物ができるようにする。
また、スタッフには安全に働いてほしいと、心から願って設置したものです。
私は会社の経営者として、お客様の安全を確保するのは当然で、そのため犯罪者はいち早く見つける必要はありますが、社員・パートさんの生活のため職場を守るのも大きな仕事なのです。
お客様目線で犯罪者を見つけるということであれば監視カメラだけで良いでしょうが、社員の生活のためにも設置してあるので、私は(社員の生活を守るための)安全カメラと言いいたいのです。
当然ながら、安全カメラを付けても、犯罪を完全に防止できるものではありません。[^^;;