特別美味しいラーメン

今日は営業所、店舗廻り。走行距離にして350km。

で昼。いつもは鴨セイロなんですが、当てにしていたお蕎麦屋さんが休み。

ということで、ラーメン屋さん。

そういえば、このラーメン屋さん、以前にメルマガを出していた時、記事にしたお店だ。

まぁ、いいかと入店。

====ここからメルマガに書いた記事。

高飛車なラーメン屋さん

 これは地方都市の有名な観光地のラーメン屋さんの話です。

 このラーメン屋さんは、マスコミにも良く登場する有名店で、昼も夕食時も入口へ30人位の行列ができる店でした。『でした』という過去形がこの話の骨なのです。

 納入業者からみても高飛車なラーメン屋さんだったのですが、それでも繁盛していると少々の我侭は通るものです。特に納入業者としてはこれほどの繁盛店なら商品を納めるだけでも良いと、ステータス的なこともあり何でも言うことは聞きます。

 例えば2階の窓から飛び降りろと言われたらするかもしれません。

 たぶん。

 しかし我侭を言うにも限界はあるものです。あるときなど断らざるを得ないような要求を出され、断ったら店主さんはいきなり怒りだし他所へ現金を持って買いに行くようなことも有ったのです。

 幾ら買っていただく立場の納入業者でも、商品を盗んで売っているのではないので、応じられない時もあるのです。まぁ、仮に盗んでもリスクはあるし経費もかかりますよね。

 この話はちょうどその頃だと思うのですが、当社のルートセールス(営業兼配送)が家族5人で件のラーメン屋さんへ遅い夕食をとりに行った時のことで、今思い出しても腹の立つ話です。

 担当者としては自分の担当区域なので、ラーメンを食べるなら、自分のお客様のところで食べてあげたいと、家族を説得して行ったのでしょう。

 ところがなんと、「このくそ忙しい時にラーメンなんか食べに来るな」と、その店主さんは厨房からどなったのでした。

 食事した家族が仕入業者の関係者でなければ、そう言わないことは明白です。もっともそのようなお店ですから、こちらもお客さまでなければ行かなかったかもしれませんが。

 それにしても一緒に行った小学生、中学生の子供達にはなんの罪もありません。ましてや幾ら仕入業者といえども食事に行けばお客様ではありませんか。ことさら威張るつもりはありませんがお金を払えばお客様です。そのように遇されて当然と声を大にして言いたいのです。

 私は社員の家族や子供達に申し訳なく、話を聞いた次の日奥様に「申し訳ありませんでした。納入業者だったばかりに、不快な思いをさせてしまいました。子供達にも謝っていたと伝えてください」とお詫びをしたのです。

 そのとき、いまは超繁盛店だが、きっとうまくいかなくなると考え取引を止める決断をしました。いまもその時の判断は正しいと思っています。いや、正しかったのでした。しかし、売上的にはかなりつらい決断でした。

 付き合いをやめるまで数ヶ月を要しましたが、無事に取引の縁は切れました。このラーメン屋さんはそのご数年を経ずして、昔のように店の前にお客様も並ぶ事は無く、『あそこは繁盛しているね~』と地元の人の口に上ることも無くなりました。

 ここでの教訓は、だれでもお金を持ってお店を訪問すればお客様だという当たり前の対応をするかしないかです。

 納入業者はラーメンを1杯しか食べないが、国会議員ならラーメンを10杯は食べるというなら、差別を受けてもあきらめはつきます。特別大食いなら2杯食べるとしても、一般的に食べるラーメンは1杯なのです。

 もっとも私はお子様ラーメン1個でちょうどよいですね。

====ここまでメルマガで出した記事

昼でしたが、お客様は入っていましたねぇ~。

なんでこんなに入っているのと、考えてみましたが、考えるまでもないですね。

だって美味しかったですから。

ところでこの記事2004年7月ですが、当時から最後に落ちを書いていたとは。

あまり進歩していない私を発見。[^^;;