落ちる

落ちると言えば先月のこの文章

すぐ恋に落ちるのが18歳、ときどきベットから落ちるのが81歳

と、そんな話では無く

 

話しの前に落ちるの定義をネットから

===落ちる(おちる)の意味を- goo国語辞書から

お・ちる【落ちる/▽堕ちる/▽墜ちる】. の解説 · ㋐劣った状態になる。衰える。「鮮度が―・ちる」「味が―・ちる」「人気が―・ちる」「腕が―・ちる」「スピードが―・ちる …
‎語るに落ちる(かたるにおちる) · ‎猿も木から落ちる · ‎瘧が落ちる · ‎顎が落ちる(あごがおちる)

===ここまで

でも、今日の言いたいことはこにも有りませんでした

 

先月の東京オリンピック女子柔道70キロ級準決勝で

日本の新井千鶴さんと

マディナ・タイマゾワさん(ロシア・オリンピック委員会)の試合を

中継で見ていましたが

タイマゾワさんは失神して負けました

 

試合が寝技に入り

ゴロゴロしている間に急に動きが止まったのです

失神です

試合中柔道着で襟を絞められると

頸動脈の血流が止まり頭に血液が行かなくなって気絶するのです

ほとんどの人は初めて目の前で見たでしょうね

日常ではありえません

ましてや失神させたとかしたとかになると

もっと経験した人はいなくなるでしょう

 

前振りが長くなりました

今日はその柔道での話です

 

いまは危険なので練習中に失神させるような行為は無いのでしょうが

私が高校生の頃は普通に練習中にも有りました

指導する先生がいないときでも

失神したら先輩が腹や背中を押して復活させるのです

 

中学校で柔道をやっていた私は

高校に入ったきそのことを知っていた2期先輩から誘われました

柔道をやることにそれほど魅力も感じていませんでしたが

他に特にやりたいこともなく

何となく入部

 

それからなんとなんと

練習中に5度ほど失神させられたのです

 

その感想を言うと

『ふわっと』した中で『起こされる』とこんな感じです

高校3年と1年では

体力や技術の差からいとも簡単に失神したのです

つまり落ちたのです

 

そうです

柔道では失神することを落ちたとか落ちるといいます

 

話しはこれだけではありません

 

高校3年になったとき

落とされた方から落とす方へ回るのだと

後輩との練習中に必死に挑戦

3回は挑戦しましたね

最期の一人となった後輩に猛アタック

でも失敗です

どうしてもうまく落とせません

『先輩、止めてくださいよぉ~』という半泣きのその目を見ると

真っ赤

『これは酷いことをしたな』と猛反省

もちろんそれが最後です

 

あれから54年

オリンピックで思い出したくもないことを [^^;;