昔々の話し
弟が飲食店を開店するときの話しです
来るだろう見込みのお客様は
「〇〇さんや、△△さんもくる、」と職場の人の名前を挙げていました
そのあと、親戚の名前
同級生の名前なども出てきます
町内の知り合いとか友達とか
で、私は言ったのです
「親戚は兄弟以外は一人も来ないよ」
『しんじられなぁ~い』という顔をしていました
「職場の同僚もほとんど来ないし、」には
『しんじたくなぁ~い』と
「町内の人も義理で1回は来る人もいるだろうけれどそのあとは来ないよ」と
これには
『・・・・・、』
開店後半年くらい経た話では
元の職場の人は数人お祝いをもって来たようですが
常連客にはなったとは聞きませんでした
内心『期待のし過ぎでは、』とも思いますが
親戚は全滅
もちろん私を含めた兄弟は全員行きました
何回も
自分の経験で言うと
親戚ってそんなものです
心理的に複雑な距離なんです
町内の人たちは、
どう言っていたか、
覚えていません [^^;;
考えてみるに
親戚は、心理的距離と書きましたが
現実的にもいけるような距離に住んでいるわけではありません
私で言うと100kmは離れていますから
また職場の元同僚も
職場だから好きでなくても話をしなければならなかったわけで
町内の人たちも
すれ違う時に挨拶する程度の付き合いなら
食べたくなかったら行くはずもなく
いうなれば
人間関係にたいする考え方が甘かったのです
結局店のお客様となったのは
通りすがりの人など
いままでは会ったことのない人たちで
そのあとはその人たちから広がっていったようです
言い方を変えると
常連となる人たちも
自分に必要だからお客様となったのであって
親類も元同僚も
町内の人たちも
いま常連となる人たちも
そして自分も
お互い必要ならのお付き合いなのです [^^;;