自警団と自粛警察

私が社会へ出たのは1968年ですから

もう53年になります

 

不思議ですよね

鏡を見る自分は歳をとっているとは思えないのに

昔の写真を見ると

なんと歳をとったことかと愕然とすることがあります

 

父の青年時代は昭和20年代

第二次世界大戦で敗戦し

まだ地域は混乱していました

自分の身は自分で守るのだという気概を持った人が

まだ警察組織が整わず不安な中

自警団を形成していました

 

その組織は

私が社会へ出た当時もまだ存在していました

父の青年時代から20年以上たっていたのに

しかし、地域は安定し警察組織もきちんと機能していました

 

社会へ出たとき自警団加入への誘いがありました

なんと、父からも加入を勧められたのです

しかし、入りませんでした

 

理由は

町内で犯罪は無く

なんの不安もなく生活できるのですから不要だろうと

また、やっていることが世間からずれているよなとも

父は何も言いませんでしたが

町内からは非難ごうごうです

自警団加入は町内のエリートだけなのだとも

 

自警団はそれから十年か二十年ほど存在していたでしょうか

いまは解散してありません

 

自粛警察の言葉を聞いたとき

自警団のことを思い出しました

 

でも、

自警団より消えるのは早かったようですが [^^;;