花押と印鑑とサイン

ハンコ不要を大声で言いだした政府

だいぶ前から不要へ向けて動けばいいのにって感じですが

 

でも印章業界や関係者にとっては

天地がひっくり返るような出来事でしょうね

当たり前です

ことはそう簡単にいきそうもありません

 

でも、河野太郎行政改革担当相は前しか向いていません

きっとやりきるでしょう

実力者へ放った

「二階さんの“署名を集めて反抗しろ”と言うのは“座布団一枚”という感じだが、私としてはやるべきことを淡々とやるのみ」と

この言葉にもその決意が読み取れます

 

で、

ハンコの話しですが簡単に言うと

タイトルにも書きましたが日本人も昔は花押でした

これってよく考えるとサインなんですよね

それがだんだん印鑑になりました

つまり、今回の印鑑廃止問題は

花押、つまりサインに戻るとも取れます

 

印鑑業界は死活問題ですが

電子化というかネットの時代には必要と言われても

そのまま行っちゃいますよ

 

鉄道で切符売りも

切符にはさみを入れる人もいなくなっちゃいました

どれどころか、無人駅

つまり駅にも人がいないのです

 

60年前のはなしでもうだれも覚えていないでしょうが

バスに乗るとお金を支払って車掌さんから切符を買っていました

いつの間にかそのやり方はなくなり

そのあと車掌さんもいなくなりました

不要な業種

効率化した方が良い作業は無くなるのです

 

いまはハンコの話ですが、

現金さへ無くなりつつありますよね

 

で、ハンコの話しで分からないのが

実印はどうなるのかです

 

実印は住んでいる役所に印鑑登録をします

印鑑を登録した時

印鑑登録証というカードを貰います

それをもって印鑑証明を発行してもらうのです

 

重要な書類に捺印するとき

例えば銀行からの借り入れとか

ほとんどの場合印鑑証明が必要となります

この印鑑証明と実印の二つで本人であることを証明するのです

 

そこで思うのはこれって本当なのかと

 

印鑑証明はだれでも取得できます

例えば家族とかに印鑑登録証を持たせれば可能なのです

つまり本人以外も印鑑証明の取得は可能なのです

 

片や実印

仮に本人以外の人が契約書に捺印する

これは盗んだものでも借りたものでも可能なのです

 

本人を証明する印鑑証明

そして実印

これって何だろうと思わざるを得ません

 

こう書くと

「いやいや、本人と面談していますよ」と言われるのでしょうね

いま目の前にいる人が本人と分かるなら

実印も印鑑証明も不要なわけでサインでok

 

「契約の時は免許証を提示してもらえば良いですよ」と言われる人には

これまた実印も印鑑証明も不要なわけで

免許証を見せサインでokなわけで

 

つまり印鑑証明は

いま捺印しているこの印鑑は印鑑証明と同じものだよと証明するだけで

本人を証明するものではありません

 

長々書きました

印章業界の人には申し訳ありませんが

ここでサインのほうが良いというサインを送ります [^^;;