やぎ君の話

あっ、思い出した。今日一番の感動編、これを書かなっくっちゃ。

朝5時に北海道サフォーク牧場の羊舎を一回り。『うんうん、今日は何も問題は起きていないな』と安心して、次のヤギ舎へ。

ところが、やってるよ~~、、、、。表のドアが全開状態。夕べ管理者が閉め忘れたのでしょう。おまけに、今日はマイナス12度ですよ。

おそるおそる中を覗くと、そんな最悪の環境で、なんとなんと215番が三つ子を出産。

やっぱりと言うか、その内2頭がぴくりとも動かず、冷たくなり横たわっているでは有りませんか。

『こりゃ駄目だなっ』と思いながら取り上げてみると、『あれっ』かすかに動いているじゃありませんか。

なんとか息はしているようだ。

はてさて、どうしたもんだと。で、思いついたのです、お風呂に入れよう。

すぐ48度と75度のお湯を二つ造り、ヤギの体に湯が直接着かないようビニール袋に仔ヤギを入れ、まず48度(たぶん入れる時点では40度くらい)の風呂に3頭とも入れました。

ヤギの耳をつまんでみると、凍ってかっちかち。凍傷です。

その効果は抜群。しばらくすると動き始め、か細い声で「めぇ~、めぇ~」と鳴くじゃ有りませんか。

嬉しかったですね~。[^^]

湯が冷めないように、75度も注ぎながら祈るような30分。

山羊って生命力があります。羊ならこうはいきませんが、なんとか乳を吸えるようにまでなりました。

で、夕方見てきましたが、元気とまではいきませんが、なんとか自力で乳を飲んでいましたが、もう二日ばかりは要注意です。

昼から、湯たんぽを三個買ってきました。それを設置したらちょっとは違うかなと思って。

湯は子供の頃の必須アイテムだったので、仔ヤギにも良いかなと。

私は火傷したけれど。[^^;;