羊の群れと狼

北海道サフォーク牧場に、牧用犬はいません。

羊を扱うのは条件反射の利用。

羊っておとなしいので、そのおとなしさを知り、群れの習性を理解すると、その扱いは実に簡単なのです。

ところで、いつも思うのですが、東北人は他の地域の人より我慢強いのでしょうか。

東日本大震災がありました。

あっ、この名前に意義ありです。(文句ばかり言っていますが)

これでは日本の東半分が地震の被害を受けたように取られますよね。海外に。

さて、それはともかくマスコミを通してみる東北の人のはなし、続き、特別に我慢強いのか。

家族に不幸があったのに、それに原発事故があっても、国の援助が届かなくても、不満を漏らさず、黙々と避難場所で生活しているように見えるのです。

よく暴動を起さないものだと、外国のニュースで似たような場面に遭遇すると、いつも考えてしまいます。

少なくても、私は爆発しちゃいますね。

とは言っても、当然ながら暴動を薦めるものではありません。

念のため。

しかし、この我慢強さは、けっして東北人特有なものではありませんね。

私も含めて、日本人のほとんどは同じ状況に置かれたら、きっと似たような生活をするのでしょうね。

で、思い出したのです。

日本人のこの我慢強くおとなしい性格は、羊の群れににているなと。

過去その羊は、どのような行動をしたか。

第二次世界大戦で、日本人が朝鮮半島や中国大陸でやってきた残虐さを考えてみてください。

その残虐な行為は、ここではとても書けないほど酷いものです。

嘘と言われそうですが、それをやった本人から聞いた話しですから間違いありません。

とても、羊の群れのなす業ではないようなことを、この第二次世界大戦でやってきた日本人の所作は事実です。

なぜか。

それは、『羊の群れを率いる狼』という状況、これによって発揮されたのです。

何度も言いますが、暴動をさせたいのではありません。

私は「おとなしい日本人だと馬鹿にしなさんな、政府の役人さん、政治家さん、」と、こう言いたいのです。

加えて私は、ここに狼の大将が現れたら、どうなるのと。

もちろん、それは私ではありません。[^^;;
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子供を守ろうとしているお母さんを応援します

武田邦彦(中部大学) さんが、悲しそうな声で、放射線被害から子供を守ろうとしているお母さんを応援しています。

下記の記事は、武田邦彦さんのブログをそのままコピーしてきました。

図表などもありますので、下を読まずに、必ずご本人のブログをお読みください。

ここをクリック
お母さんに「風評被害」と非難する人は人間か?/武田邦彦

====ここから武田邦彦さんのブログのコピーです。

お母さんに「風評被害」と非難する人は人間か?

(この記事は子供を守ろうとしているお母さん方が、「風評」といわれて切ない気持ちになっているので、それを応援するためのものです)

少しでも子供を被曝させたくないと懸命になって食材を求めているお母さんに「風評被害を言うな!」と責める鬼のような学校の先生、市役所の公務員、そしてジャーナリストがいます.

その理由は二つあるようです.

1) 暫定基準値以下だから「被曝する」というのは言いがかりだ、

2) 政府が1年100ミリまで大丈夫と言っている。

二つともウソなのです。

学校の先生も市役所の公務員も、かつては真面目な人たちでしたが、一体、どうしてしまったのでしょうか?

・・・解説1・・・

日本の水道局がかつて基準としていたように、

「日本人は水道だけを飲んで生きているのではない.従って、水道の基準は、1年1ミリシーベルトの一般的な基準をさらに10分の1にして、0.1ミリシーベルトの被曝にならないようにする」と言うのが正しいのです.

これは一般的な毒物、添加物、農薬などでも同じ考えで、一つ一つのものを「ギリギリの基準」にしておくと、買う方は2つ以上のものをスーパー等で買えなくなるからです.

「足し算の原理」です。

ところが、足し算ができるはずの文科省大臣がウソをつき、「1年20ミリまで大丈夫.これを1時間あたりに換算すると3.8マイクロシーベルト」と言ったのです.

この計算は、

1. 子供が学校に行っているときだけ外にでて、

2. 通学時間もゼロ、家に帰ったら外に出ない、

3. 飲まず、食わず、呼吸せず(舞い上がったホコリも吸わない、まったく放射性物質を含まないものしか食べない)、という前提があるのです。

そんな小学生がいるはずもないのに、平気で言うのですから、どうして選挙で当選したのかまったく理解に苦しみます.

「足し算の原理」があるかぎり、そして多くの食材の暫定規制値が「縦割り行政の中で、自分の役所が取り扱う食材だけを考える」ということで決まっている限り、お母さんは

「汚染されたものは、たとえ暫定基準値以下でも買うことができない」と思うのが、「立派な日本のお母さん」だからです。

その人達を「風評被害をいう」と非難する人は勝手に言ってください。あなた方は「鬼」です。

・・・解説2・・・

原子力安全保安院は「法律に基づいて」、「一般人が」、「福島原発内で」、「1年1ミリシーベルト以上被曝させた」ということで、東電を「処分」しました。

首相は文科省大臣を同じ理由で処分するべきです.ダブルスタンダードがあり、民間(東電)は処分するが官(文科省)は許すというのはあり得ません。

そして法律を知っている市役所の公務員なども処分しなければなりません。

さらには、下に示した文科省指導課長の通達.

これは本来は「子供の健康をまもるべき文科省」の指導課長が出した文章です。出した課長も鬼なら、この指導に従う校長先生も校長先生ですが、やはり「鬼」です。

東電の原発の中で働いた一般の大人が1年1ミリシーベルトを越えたと言って政府は東電を処分しているのに、同時こんな通達を出して子供を被曝させています(下はその内容)。

1年100ミリ(通達では100,000マイクロシーベルトとあるがこれは100ミリシーベルトのこと)まで健康に影響がないと言っているのですから、驚くべき内容です.

この通達内容が法律に反しているのは保安院の処分からでもわかりますが、放射線障害の法律には「被曝の原則」として第1条に次のように書いてあります。

ここで示しているように、日本国民はできるだけ被曝量を低くするように求めています.

現実にも放射線作業者(成人男子、被曝量測定、健康管理あり)の場合は1年に20ミリまで認められますが、現実の被曝量は日本ではわずか0.7ミリにしか過ぎません。

また、同じ文科省の所管する放射線の法律(文科省のパンフレット)、

ここにも、下の図のように「1年1ミリシーベルトが被曝限度」であるということがハッキリと明記されています.

あまりにも当然ですが、日本国内の法律が違う基準で出来ていることはないのです。

最近では見慣れた図ですが、一番下にある「1年10マイクロシーベルト」というのが「クリアランス・レベル」です。

クリアランス・レベルというのは、「普通の人が、普通に扱っても罰せられない限度」です。たとえば、校庭、校舎、生徒の机、野菜、農具など全てのものが入ります.

そして、国民を被曝から守るのにとても大切なことなので、1年10マイクロシーベルトより多い物品を「普通に」扱った人は、懲役1年以下の刑事罰が科せられます.

つまり、文科省大臣も、指導課長も「犯罪人」であることが判ります。そして「犯罪」であることを知ってそれに従った校長先生もまた実質的には犯罪人です。

・・・・・・・・・

官僚は言い訳をしますから、その対策も示しておきます.

1) 1年1ミリシーベルトという規制は「放射性物質を扱う会社など」に求めているもので、学校や野菜などは対象にされていませんが、「危険性」という意味では同じですから、「1年100ミリまで安全と言われています」のではなく、「1年1ミリまで安全と言われています」が正しい。法律の対象が誰であれ、人間と放射線の関係は変わらないから。

2) クリアランス・レベルは輸入品や原子炉からの廃棄物などが対象ですが、これも「日本国民を被曝から守る」という限度が1年10マイクロシーベルトだからこそ、法律があり刑事罰があるのです。これも法律の対象はともかく、社会にどのぐらいの危険性があるかということは変わらないから。

私たちの子供の健康を犯罪人に任せることはできません。

また、識者の方は是非、声を上げて子供を守ろうとするお母さんを応援してください。

(平成23年6月8日 午前10時 執筆)

====ここまで武田邦彦さんのブログから

ニュースの政治家を見ると、腹が立ちます。私だけでしょうか、[^^;;
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原発 事故調査・検証委員会

====NHK NEWS WEBから

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、専門家などでつくる政府の事故調査・検証委員会の初会合が開かれ、今回の事故を、単なる技術的な問題だけでなく、社会的な背景も絡んだ「組織事故」と位置づけて検証する方針で、今月中にも、原発の現地視察を行うなどして、年内をめどに中間報告を取りまとめることになりました。

東京電力福島第一原発を巡る政府の事故調査・検証委員会は、「失敗学」の提唱者として知られる東京大学の畑村洋太郎名誉教授が委員長を務め、作家の柳田邦男さんら委員9人と、関西大学の安部誠治教授ら技術顧問2人の、合わせて12人のメンバーで構成されています。東京・千代田区で開かれた初会合には菅総理大臣も出席し、「私自身も『出席しろ』となれば出席するし、政府からは『こうする』といったお願いは申し上げない。政府から独立した立場で調査に臨んでいただきたい」と述べました。

・・・・以下略・・・・

====ここまで

この委員会に期待したい所ですが、一つだけ疑問を。

委員長が言うには、「国民が持っている疑問に答え、納得を得ることが必要。そのため、事故の責任追及はしない」とのこと。

責任追及は誰がするのでしょう。それとも責任は誰も取らないの?

そんなことは許されません。
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ファームレストラン μ (ミュー) サフォークのパスタ

このごろ新聞やテレビニュースを見ているときは憂鬱です。

でも、昼食は幸せ。

2011.0603サフォークラグーパスタ (1).JPG

今日の昼は士別。

写真はファームレストラン μ (ミュー)で、サフォークラグーパスタ。

さて憂鬱なにゅーすとは。

内閣不信任決議案は否決されました。管総理大臣は当面安泰と、これですこれ。

いまは、政争をしている時ではない
政局より被災地の復興が優先
政治空白を作っては駄目
政権与党は、原発対応に全力を尽くせ
震災の中で内閣不信任案提出は大義が無い

言われるまでも無く、これは総て当たり前な話で、反論の余地はありません。

でも、笑っちゃうのが、『政治空白を作っては駄目』の部分。

なぜなら、3月11日から、政治は空白になっていたような、[^^;;
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日本の原発廃止に向けて

浜岡原発は現在停止中。

あくまでも停止です、廃止ではありません。

でも、なんで廃止にしないのでしょう。

原発は安全だから、また安い電気が作れるからと、国を挙げ沢山作られてきました。

しかし、もう分かっている話ですが、今回の地震からくる事故で、安全神話はみごとに崩れさってしまったのです。

まぁ、もともと神話ですから、本当の嘘が知れたと言うだけのことですが。

別な言い方をすると、我々の勘違いだっただけなのです。

また、原発の電気は安いというはなし。

これも嘘だとばれちゃいましたよね。

使用済み燃料棒のおもりと、事故が起こったときの補償。

その前に、想定外を想定内に入れると必要になるお金。

それに、電気料金が安く見えるように使われた税金。

嘘を本当らしく見せるために、使った学者へのお金。

ということで廃止にしましょうよ。

いま必要なことは、どうやって廃止にしょうとか、いつ廃止にしょうとか、手順だけです。

政府は原発の廃止を、浜岡を初めまだ一つも決めていませんが、実はもう全部決まっています。

私たちの心の中で。[^^;;
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一流の国民が選ぶ二流の政治家

今日は、尊敬する武田邦彦さんのブログから。

詳しくは本文をお読みください。

科学者の日記110517  「福島の胆力」と「乞食集団」

===前部省略

全ての原因は「税金の取りすぎ」だ。

今の政府や官僚、東大、NHKは明確に「乞食の集まり」・・・自ら額に汗して生活をするのではなく、口先で他人の財布からお金を引き抜くことだけに長けた乞食集団・・・であることが、この福島のプリズムを通してみるとハッキリ見える.

====後部省略

いつも考えていました。

一流の国民が、なぜ二流の政治家を選ぶのかと。

有る人は、一流の国民でも、政治感性が育っていないからだと言いました。

つまり、一流と言われようとも、国民は政治的には二流なんだと。

また、USAに飼いならされたからだとも。

でも、どんなことを言われても、私にとっては納得の行く解釈ではありませんでした。

しかし、今日の『税金の取りすぎ』だとの意見は、すっと心に落ちましたね。

沢山税金を取る。

これは取り扱うお金の額が多くなることであるし、それに付随して権限も増すことになります。

一度掴んだこの気持ちのよさが人を狂わしてしまうのです。

ですから、政治家も最初から二流だったのではなく、お金の力で二流の政治家に育ってしまったのです。

育ったと言うより、育たなかったかな。

えっ、そういうお前はどうなんだと?

はい、認めます、私も二流だと。

それも、一流の二流です。[^^;;
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浜岡原発運転中止要請

 菅首相は6日夜、首相官邸で記者会見し、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のすべての原子炉の運転停止を、海江田経済産業相を通じて中部電力に要請したと発表した。

 理由として、・・・・・・・・・・・・・・・、

====ここまでYOMIURI ONLINEから

理由から後ろは不要だと思い、コピーしませんでした。

どうしてもと言う方は元記事をお読みください。

なぜなら、危険は分かりきっていること。というより分かりきっていたこと。

何をいまさらの感じです。

でも、「いまかよ」というのが正直なところ。

思いついたら、検討しないで口から出ちゃうの?

だって、それでなくても今年の夏の電力不足が深刻だというのに。

廃止は大賛成ですよ。

しかし、それでも計画的に段階を追い、代替案の成長にしたがって、廃止をしなければなりません。

昨日まで、日本中に原発が無ければ、国は滅びると言っておいて、「明日から原発運転を止めます」って、それはないでしょう。

しかも、最悪のタイミングで。

ん?、原発は廃止ですよ廃止、私が言いたいのは停止じゃありません。[^^;;
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罰則強化ではなく、肉の生食流通を促進せよ

弊社株式会社アイマトンは、食肉の卸売業からスタートしており、現在も総売上の15%は同業種からです。

つまり、今回の焼肉店集団食中毒事件は、とても他所のこととは思えません。

富山県・福井県・神奈川県の焼肉チェーン店でユッケを食べたお客様がo111・o157で集団食中毒を起こし、4人もの死亡者が出ました。

まだ意識不明の人が3人もいるようです。

家族で楽しいはずの外食、それが今回の事故ですから、なくなられた方には、なんとも言葉のかけようも無いものです。

食中毒も一箇所の店だけなら、その店の衛生管理に問題が有ったのでしょう。また仮に、不衛生な店が数箇所あったとしても、まず店の衛生管理が疑われます。

しかし、今回は同時に複数の店で、しかも大人数がo111やo157の食中毒菌で犠牲になっています。

これらから考えると、納入業者やその前の流通過程に問題があったと思われます。

つまり、原料ですね。

使われていた肉は、国産の肉でしょうか。

私は外国産の肉だと思っています。

なぜなら、国産の牛の屠殺は、腸を縛って内臓を摘出していますから、肉にo157菌は付着しません。

あくまでも可能性が低いと言う意味ですが。

しかし、外国の肉はそこまで確認できないはずですから。

ただ、不衛生な環境で肉を処理していると、o111やo157菌が増殖するので、あくまでも初期の原因が食肉処理業者だという話です。

それはともかく、今回の件に限らず、これから食中毒の季節となりますので、社内向けによりいっそうの衛生管理実施と、お客様へは加熱用での販売を徹底させました。

しかし、弊社処理場の衛生管理や、店舗のバックヤードを清潔にするにしても、相手は目に見えないので、ここまでやれば完璧だと明確にはなりません。

頭の痛いところです。

さて、この事件を受けて、厚生労働省が飲食店や食肉処理場の処理の状況を緊急に調べるようです。

また厚生労働省は今回の事件を受けて、生食用の肉の衛生に、罰則など法的な強制力を持たせようとしています。

そこで、私の意見です。

このユッケなど生食の肉を法的に罰則規定を設ける意味は、生食提供を禁止するということ、また流通させないことです。

これでいいのでしょうか。

例えばユッケは、焼肉店では注文の多い料理です。

たぶん焼肉店でユッケのない店は無いでしょう。これが現実です。

それなら、いま厚生労働省のやることは、禁止したり罰則規定を設けたりしないで、安全な生食用の肉を流通させる道筋を付けることではありませんか。

つまり、生肉の安全な流通を促すのです。

牛の屠殺から解体などの処理場、そして外食店へ納入する業者の加工場、最後に供給店舗などの総ての流通過程での衛生面を、生食へ向けて整備するのです。

当然ながら、相当厳しい安全基準を作らなければなりません

厚生労働省のやることは、禁止や罰則ではなく、安全な方向へ誘導する。

これがあなた方の仕事でしょう。

フグがありますよね。

毒をもっているフグも流通させています。

ただし、ある一定の資格を持った人しか、外食店で調理できないようにもしています。

馬肉は生食用が流通しています。流通過程の衛生管理がそうとう厳しいのでしょうね。

でも、馬肉が良くて、牛肉が悪い理由が分かりません。

たたきはどうなるの。

魚は良くて肉の生は何故駄目なの。

言い出せばきりがありません。

私の意見二つめ。

こういう問題があると、関連した業界総てに保険所の立ち入り検査があります。

当然ながら弊社も積極的に受入れますが、ほとんどの業界はまじめに営業している中で、一部の問題企業のやった後始末として仕事を中断するわけですから、ずいぶん迷惑な話です。

そして私の意見最後です。

私たち国民も、何か事あるごとに、「保健所は何をやっていたのか」「厚生労働省は生食流通を規制せよ。罰則を強化せよ」と言うのは止めましょうよ。

法律が出来ると、生活の自由度が失われ、食文化が廃れ、官僚の支配力が増します。

皆さん、箸の上げ下げまで保健所の責任ですか。[^^;;
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週刊ポスト5/6.13号を読むべし

もし新聞しか読まなかったら、はたまたテレビニュースしか見なかったら、私の人生はどうなるの。

考えるだけでも、恐ろしさで背筋がザワッとします。

私の日常は、新聞とテレビニュースはもちろん見ますが、しかしそれ以外にもネットと週刊誌を離せません。

特に、今回の週刊ポスト、2011.5/6.13号

これは絶対読まなくちゃ駄目。

====ここから週刊ポストの見出しから

トップニュース

<徹底追及>
本誌スクープに慌てふためく「政・官・報トライアングル」菅官邸が隠した「被曝データ6500枚」
ついに「国民の命」まで権力の踏み台に!

衝撃証言「公表するなと命じられた」

「真夏の大停電」で国民を脅し、財源を隠して「増税」を推し進め、挙句の果てには放射能汚染データを握りつぶして被災者を被曝させた――。国民の生命と財産を踏み台にして権力にしがみつく菅政権は、もはや国家の敵そのものだが、それを許しているのが、利害を同じくする霞が関、そして大新聞だったことがはっきりわかった。本誌が突き止めた3つの大嘘から、「政・官・報トライアングル」の許されざる背徳の大罪を白日の下に晒す。
 
特集
■ それでも東京電力は「債務超過」「上場廃止」にならない!?

孫正義 [独占インタビュー90分]
「私欲に非ず」

====ここまで

今回の週刊ポスト、2011.5/6.13号は、私の永久保存版とします。[^^;;
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原発七不思議 神になった専門家

ブログで『 引用はご自由にどうぞ』と書いているのは珍しいです。

ほとんどは、『コピー禁止』となっています。

またもっと凄いのは『無断で転載したら、法的措置を取ります』なんていうのもまれにあります。

下記の武田邦彦さんのブログは、この『引用はご自由にどうぞ』となっていました。

自分の文章を沢山の人に紹介して、不幸な人をなくしたいと言う考えからでしょうね。

====武田邦彦さんのブログから引用

原発七不思議 神になった専門家

日本には日本人を放射線の害から守る「法律」というものがあります。それは長く国民を伝染病から守ってきた「伝染病予防法(現感染症法)」などと同じように大切な法律です. 

いざ、伝染病が流行した時に、医師という専門家が「こんなに患者が多いのじゃ大変だ」という理由で「伝染病はたいした事はない、伝染病予防法は守らなくても良い」と言えるのでしょうか?

・・・・・・・・・

放射線については、各省庁でそれぞれの法令ができていますが、たとえば、厚生労働省の「電離放射線障害防止規則」というのは、昭和47年に制定されて、今年になっても1月14日に改訂されています。

このような法律は「被ばくと健康に関する国際勧告」に基づいて、国内で「放射線と健康の専門家」が、「それぞれの関係省庁」で検討し、国内の法律や規則を改定して、今に至っています.

日本国民を放射線の害から守るのですから、あらゆる知恵を動員して作られています.

そこには、放射線の「業務」を行うところについて、明確に次のように書かれています(たとえば第3条:管理区域)。

1.放射線量=外部+内部、

2. 3ヶ月で1.3ミリシーベルトを越える怖れがある場合、かならず標識で明示する、

読者の方の中には、専門家が100ミリと言ったり、政府が20ミリで規制したりするので、私に「武田の言う1ミリとか1.3ミリという根拠は何か!勝手なことを言うな!」という人もいるけれど、騙されているだけです.

「1年1ミリ」は武田説でもなんでもなく、国際勧告と国内法で定められている数値です(1年1ミリは人、3ヶ月1.3ミリは場所で実質的な内容は同じ。)

なにしろ、国際勧告や国内法で「日本人の健康」を決めるのですから、膨大な研究データやチェルノブイリなどの詳細な報告に基づいて決めていることです。だから私はその根拠を特に示すことを止めています。

普通の人が膨大な資料を見て、今更「1ミリは適当か」を判断しようとしても、2,3年はかかるからです.だからこそ、「専門家」が何10回も検討を重ねて、法律で定めているのです。

・・・・・・・・・

ところが、3月12日、福島原発が破壊した途端、専門家は神となり、公務員は法律を捨てました。今では、彼らは必死で「日本に法律の規定がある」ことを隠そうとしています.

枝野官房長官はうっかり「一般人の限度は1年間1ミリだ」と発言しましたが、これが唯一かも知れません。本来は子供の健康を守るはずの文科省も「法律には一切触れないお触れ」を出しています.

人の健康、それも強制的なこと(学校に通うなど)に適応するのに、1ミリという法律を隠して、自分が100ミリと思うから、20ミリでなければ自分の仕事に具合が悪いからという理由で「人」は「他人の運命を勝手に決める権利」はないのです。

・・・・・・・・・

専門家は神になったのです。

「1000人で5人ぐらいガンが増えても問題は無い」とある専門家は言いました。それは雑談なら良いですが、強制力(仕事やお金、学校、食材などの全て)を伴って自治体も神となりました.

人間は「神」になってはいけません。

事故が起こって現実に被ばくしている人がでている最中ですから、「新たに検討する時間」は与えられていません。

・・・・・・・・・

専門家は神になってはいけない、

NHKは神になってはいけない、

医師は神ではない、

政府は法律と法の精神を捨ててはいけない、

文科省は児童に20ミリを強制できない、

いかに政府でも人の運命に拘わることを神の代わりに決めることはできない、

誰もが、「1年1ミリが適切か」を判断してはいけない。

誰もが、「1年1ミリ」以外の数値を言ってはいけない。

・・・・・・・・・

私たちが長い間かけて、研究と経験を積んで決めてきた「これで健康を守ろう」という数値を今、ご都合主義で変えてはいけない。

変えなくても被ばくを避けることはできる。一刻も早く1年1ミリを守ると宣言して、福島とその近県の人の命を守らなければならない。

今からでも遅くない。政府も市長も、医師も専門家も、神から降りてください。

100ミリと1ミリでは、約5000人のガン患者が発生すると予想されます(国際的合意に基づく数値、武田説ではない). 

だから、「100ミリで良い」と言いつづける専門家・医師は「私財」をなげうって、患者さんの救済に当たって欲しい.

20ミリと1ミリでは、約1000人の児童・生徒が被ばくでガンになる. 文科省で20ミリの決定に関与した役人は、その責任を「私財」で贖うべきである.

(平成23年4月25日 午前7時 執筆)

武田邦彦

(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ

====ここまで武田邦彦さんのブログから

総て引用しました。

引用した文章は一文字も変更せずそのまま載せていますが、転載したら空行沢山出ちゃったので、それは詰めました。

私は原子力発電所の段階的廃止を求めます。
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